始まりという名の終わり

魔龍 銀が同名だけど同じ名前の主人公を困らせるサイト…の、はず? 最近は恭也を困らせてるなぁ……(ちょっw

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魔法騎士高町恭也~リリカル~ 第七話-1


見上げた先に居るのは一人の少女だった。

少女の顔には、なんらの表情も浮かんでおらず、その瞳はどこまでも冷淡だった。

手に持った杖はこちらに向けられており、その意味は先程の砲撃でなのはにも十分理解できた。

知らず知らずのうちに、なのはの手には力が篭った。

レイジングハートを胸に抱きしめ、なのは静かに言葉を口にした。



「あ、あなたは――――」



しかし、その行動に対する少女の返礼は、どこまでも冷え切っていた。



「バルディッシュ」

[SizeForm]



ガシャンガシャンと音が響き、少女の持つデバイスの形が変化する。

次いで現れるのは、光刃。 その刃が形を成すと、その武器の正体が判明する。



(――――鎌……?)



少女の姿もあいまって、彼女が一瞬可愛らしくはあるが死神に見えた。

金色の髪を持つ少女は、片手で持っていたそれを両手に構えなおすと、大型犬と共に構える。



「使い魔……! なのは、注意して!!」

「う、うん……」



そうは言うが、実際なのはにはどうすればいいかわからない。

ともかく、今は制御できる魔法で何とか切り抜けるしかないだろう。

だが、その前に――――



「あなたは何者なの!?」

「――――答える必要は無い」



金色の髪の少女はそう答えると、自らのデバイスを手に持ちなのはへと向かって高速の弾丸と化す!

なのはの目は、それを捕らえられず、レイジングハートのプロテクションによってなんとか押し止めた。



「きゃあ!」

「なのは……!」

「おっと、あんたの相手はあたしがしてやるよ!」



先程の初撃によって跳ね飛ばされていたユーノはなのはのサポートに回ろうとするが、それを赤い大型犬型の使い魔が阻む。

今のユーノでは目の前に居る使い魔を突破することが難しいことは本人が一番良く理解していた。

ちらりとなのはのほうを見てみれば、明らかになのはの方が押されている。

それは、ある意味においては仕方が無いことだった。

敵である少女の動きは、明らかに精錬された動きをしていた。 これは、きちんと魔道の師を得、魔道の理を自らのものとしている者の動きだ。 そうなれば、おのずと一週間しか経っていず、まだまだ魔法に関しては初心者であるなのはが勝てるわけも無い。

今のこちらに勝てる可能性があるとすれば――――



(恭也……さん!)



念話が届かないのは気付いている、この結界のせいだろう。

だが、この異変には気付いているはずだ。

――――ならば――――



(持たせれば……きっと何とかなる!)













「どうしてこんなことをするの!?」

「……………」



なのはの語り掛けに少女は無言だった。

なのは自身、少女に攻撃するようなことはしたくなく、全ての攻撃から逃げる、または防御するの二択しかとっていない。

だが、少女は無言でそんななのはに攻撃を撃ち込んでいった。

放たれたプラズマの一撃が、なのはのシールドを破りバリアジャケットに届いた。



「きゃあっ」

「――――邪魔をするなら、倒す」



無言だった少女はそう言うと、鎌を振りかぶった。

御神の血に連なっているからだろうか、なのはそれに本能的にいやなものを感じた。



「アークセイバー!」



放たれた刃はなのはのバリアへと侵食した。

しかし、その刃は止められたままだった。

一瞬なのはは安堵し、そして言葉を続けようとする。



「お願い、どうして――――」



しかし、なのはの言葉をさえぎったのまた少女だった。



「セイバーブラスト」



その、力ある言葉と共になのはのバリアに食い込んだ刃が爆散する。

先程と違い、これは完全に直撃と言ってもいいほどの衝撃だった。



「きゃあああああああああああ!!」



地面に吸い込まれるようになのはが落下していく。



「なのは!!!」



ユーノもまた焦り、なのはのほうを向いた。 そして、その隙は戦いの中では致命的な隙だった。



「どっちを向いているんだい!」

「しまっ……!」



解き既に遅し。

大型犬から放たれた魔力は、ユーノもまた地面へと吹き飛ばしていった。

――――ここに勝敗は決した。













地面に落ちていく少女を冷ややかに見て、フェイト=テスタロッサは視線を別のところへと持っていった。

彼女の目に映るのは、青い宝石だった。

それは――――彼女にとっては意味を持たないものではあるが、彼女の大切な人にとってはとても大切なものだった。



(――――これで、5つ目)



静かにそう思う。

フェイトはゆっくりとジュエルシードのところへと降りていく。

アルフもこっちに向かってきていることからあの少女の連れていた使い魔に勝利したのだろうと推測した。



「フェイト」

「アルフ、大丈夫?」

「あの程度の奴に傷を負わされるほど柔じゃないよ」



そういうアルフに、フェイトは初めて表情を優しげに崩した。

しかしそれも一瞬で、フェイトは表情を戻すと目の前にある鉱石へと視線を移した。

そして――――それが、フェイト=テスタロッサと、アルフの二人にとって致命的な隙となった。



「――――ッ!!!」

「フェ、フェイトォ!!」



フェイトの胸の辺りに腕が生えていた。

貫かれているというのに、フェイトの体からは一滴も血は流れてはいなかった――――それは、魔法的な力が働いているということだ。

呆然とするアルフとフェイトに彼女の後ろに居た存在は優しく言葉を告げる。

――――そう、どこまでも優しく、そして楽しそうに。



「ふふふふ、気分はどう?」

「あ、ぁあ……ぁ……あぁぁ……」



口が回らない、思考が纏まらない。

フェイトは自分の中が滅茶苦茶にかき乱されるのを感じた。

言葉は言葉として意味を成さず、意識が少しずつ薄れていく。

その様子に、ようやっとアルフは自分を取り戻した。



「あ、あんた――――フェイトから離れろ!!」

「うるさいわね。 あなたはどうでもいいの」



そういって、少女は腕を振り上げた。

少女の腕に、炎が纏わりつく。



「炎の――――矢!!!」



放たれたのは極悪なまでの炎の矢。

その力は迷うことなく、アルフへと向かった。

慌ててシールドを張るが、まるで無意味だといわんばかりにそのシールドはあっさりと破られ、アルフへと炎の矢が注ぎ込まれる。



「あああああああああ!!!」



フェイトの使い魔であるアルフは、先程のなのはたちと同じように地面へと落下していった。

それをつまらなそうに一瞥した少女はフェイトへと視線を移す。

空ろなその瞳には何も映っておらず、ただ虚空を見上げていた。

フェイトの胸の前にあるのは彼女自身のリンカーコアだった。 それを見て、少女は舌なめずりすると手にあるものを顕現させた。

それは、黒く染まりきったジュエルシードだった。



「ふふふふ……」



笑いながら少女は、フェイトのリンカーコアと漆黒のジュエルシードを融合させた――――
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  1. 2007/06/17(日) 05:48:14|
  2. 魔法騎士高町恭也~リリカル~
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2
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コメント

「It is an impression!」「欧米か!」

どうも、生沢です
魔法騎士全て読みました
とらハとレイアースのクロスですか・・・
昔の作品も結構意外なものとのクロスでしたが俺ちゃんとしては面白そうで楽しみですね。
いつ光・海・風の三人が絡んでくるかと考えると面白そうでなりません・・・歳の差のある修羅場が見られそうで

レイアースといえば魔法の発動についてのネタを以前友人と考えた事がありましたねぇ
光なら「フレア・アロー(炎の矢)!」「スレイヤーズか」「ジョニー・ライデン(赤い稲妻)!」「稲妻か」
海なら「トロンベよ、今が駆け抜けるとき(蒼い竜巻)!」「黒くないだろ」「ハイドラ・シュレッダー(水の竜)!」「ネタが古い」
風なら「レイジングストーム(碧の疾風)!」「凶悪すぎだろ」「癒しの風は?」「ネタはあるけど長くなるからパス」
といったものです、いやあ下らないですね

最後に、以前読んだ魔龍さんの作品は
ナデシコとゼノギアスのクロスです
同姓同名の別の人が書いたものかもしれないですけどね
間違ってたらごめんなさい

では、ネタで長くなりましたがこの辺で失礼します。ヨーソロー

PS 恭也の属性は黒・闇ですから黒き霹靂とかシャドウ・スナップとかダークネスフィンガーとか使ってもおかしくないですよね・・・充分おかしいか?
  1. 2007/06/17(日) 20:22:42 |
  2. URL |
  3. 生沢 凍 #FTayot3Y
  4. [ 編集]

今回も楽しく読ませてもらいましたw

魔法騎士高町恭也17話読みました今回はなのはとフェイトの初戦闘ですかやっぱりなのはじゃまだ勝てないですね魔法を覚えたばっかりじゃ、あとフェイトがどうなるか気になりますね。
それでわ次回作も期待しています。
  1. 2007/06/17(日) 11:06:58 |
  2. URL |
  3. クローバーハート #-
  4. [ 編集]

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魔龍 銀

Author:魔龍 銀
とりあえずいつもボコられている。
けどすぐに復活する、流れのSS作家(笑)
カードゲームとか大好き。
同じ名前の主人公が居るけど作者とは別人。

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