始まりという名の終わり

魔龍 銀が同名だけど同じ名前の主人公を困らせるサイト…の、はず? 最近は恭也を困らせてるなぁ……(ちょっw

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魔法騎士高町恭也~リリカル~ 第五話-1


私には何も無かった。

家族も、友達も、何も――――

ある日、いつものように病院に通っていると、一人のお兄さん綺麗な姿勢で椅子に座って居た。

えらいカッコイイ人やなー、と漠然と思ってみていた。

端正な顔立ちもそうなんやけど、それだけじゃなくて染み出る、こう、なんていうか雰囲気? 見たいな物が、他の人と違って一線を越えている、っていうか……

ともかく、私はその人――――後に、知ることになる、高町恭也にぃさん――――との、初めての出会いと印象はそれだった。

それから、なんとなく気になって(暇だったから、というのもある)定期健診の時には時間を合わせてみたりもした。

この時は、そこまで強いインパクトを持ってなかった。

――――そう、あの時の事件が起こるまでは。

ある日、私が何時ものように定期健診に来ていると、変な人達がきょろきょろとしていた。

私は疑問に思ったけど、余り気にしないことにした。

けど――――



「オラァ!!!」



いきなりの大声に、院内に居た人間は窓口の方へと視線を向けた。

勿論、私もそうだった。

その大声を出した人は、窓口を蹴り飛ばすと、ナイフと拳銃を取り出し、受付の人に向けた。



「この鞄に、金を詰め……!」



ろ、とかなんとか言おうとしたんだと思う。

けど、いい終わろうとした瞬間には、男は既に意識を失っていた。

その後ろに居たのは――――



「――――今日ここに、俺が居たことは貴様の不運だ」



そう言ったのは、高町恭也さん(呼ばれる時の名前で分かった)だった。 恭にぃは懐から、糸みたいなもの(後に鋼糸というものだと判明)を取り出すと男を縛った。

呆然と周りが見ている中、冷静に対処していく恭にぃに私は、更なる興味を抱いた。

思えばこれが、高町恭也さんこと恭にぃと仲良くなるきっかけの一つだったのかもしれない。













「う……うぅん……」

夢の中でそこまで回想して、私は瞳を開けた。

それにしても懐かしい夢見たなー。

目を開けてみると、辺りは真っ暗で、まだ夜なのかな? と、漠然と考えた。

思わず目をこすり、あくびをしてしまう。

ゴシゴシと目をこすると、少しずつ意識が覚醒する。



「……あれ? 私、確かベッドに寝ていたんよね?」



少しずつ、意識がはっきりとしていくごとに疑問は膨らむ。

……? あれ、そういえば私。



「……!? 立ってる! 私、立ってる!!」



思わず、大地を踏む感触を確かめる。

え? え? ええええええ!?!?

混乱する頭の中、私の耳に、あの人の声が届く。



「はやて……」

「きょ、恭にぃ! 私、立って――――!」



そこまで言った時だった。

――――恭、にぃ?

私の中で、更に疑問が浮上する。 私が立っていて、恭にぃが居る。 そして、ベッドで横になってるはずの、私が立ってこんなところに居た……どう考えてもおかしい、おかしすぎる。

これを纏めるとしたら……



「なぁんだ、夢かぁ……」

「……あー、そうだな、多分これは夢だ」



そうやよね、それだからこんな回りも真っ暗何やし、とはいえ……ちょぉっと、いや、かなりがっかりや……

落ち込む私に、恭にぃは頭をポンポンと撫でてくれる。



「あー、余り気にするな、これは夢なんだから」

「うー、夢かー……」



辺りを見回すが、こんなところが現実的にあるわけもなく、夢というのはあっさりと納得する。



「ともかくはやて、ここを脱出するぞ」

「あ、そういう設定なんや」



あれ? 夢なんよね、これ?

じゃあ……



「恭にぃ」

「ん? なんだ?」



それじゃあ、ちょっとわがまま言ってええかな?



「えっと……抱きかかえてもろて、ええ?」



以前、なのはちゃんが抱きかかえられているのがえらい嬉しそうだったのを思い出して、私は頼んでみる。

恭也さんは、一瞬考え。



「……あぁ、分かった」



そう言うと、私を抱えてくれた。

恭にぃに抱き上げられた私の体は、恭にぃの体温を直に感じて、なんとも言えない気持ちが湧き上がってくる。

自然と顔が赤くなってしまうけど、夢だし気にしないでおこう。

恭にぃは、私を抱きかかえると、風のような速さで走り始めた。













(ここには、入るところと出るところの基点となる場所があるはず……!)



はやてが眠りから覚めたことで、あたりに漂っていた瘴気のようなものは消えた。

これで眠っていた人達も元に戻るだろう。

後は、ここから脱出するだけである。

とはいえ、それが一番苦労する作業なわけだが……



「えへへへ……恭にぃの体、あったかい」

「む……」



はやては、何時ものようなどこか大人びた表情ではなく、年齢相応の表情でそういった、が、少々俺としては恥ずかしい。

――――と、集中しなければ。



「そういえば、恭にぃ、格好がいつもと違うね」

「む、ああ……俺は、そうだな――――魔法使いなんだ」

「あはははは……恭にぃは魔法剣士さんなんやね♪」



楽しそうに笑うはやてを見て、俺もまた少しだけ表情が綻ぶ。

――――パチッ

だがその時、俺の耳に小さな音が届いた――――
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  1. 2007/06/07(木) 22:02:06|
  2. 魔法騎士高町恭也~リリカル~
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コメント

何ぞこれーΣ(゜Д゜ノ)ノ

なんぞこれー(=Δ=.)
プロローグから一気に読ませて頂きました。
まさかレイアースととらハのクロスがあるとはww
レイアースは自分にとってパイプルですからv( ̄Д ̄)v期待してしまいます
それにしても本編の話を一切頼らないとわ、本編トレースの小説とは一味ちがいますな。
そして更新速度・・・Σ(゚Д゚;エーッ!
もう結婚してくだちい( ̄ー ̄)bグッ!

期待しています
  1. 2007/06/10(日) 00:16:55 |
  2. URL |
  3. 梨紅 #9fpR9nnU
  4. [ 編集]

恭也LOVE(ぇぇ!!

魔法騎士高町恭也11話読ませてもらいました、今回の話は、はやてとの出会いですね。
はやてが夢?の中とはいえ立っているとは・・・そして恭也の耳に小さな音とは何なのか気になりますね~
それでわ次回作も期待しています。
  1. 2007/06/08(金) 07:12:30 |
  2. URL |
  3. クローバーハート #-
  4. [ 編集]

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魔龍 銀

Author:魔龍 銀
とりあえずいつもボコられている。
けどすぐに復活する、流れのSS作家(笑)
カードゲームとか大好き。
同じ名前の主人公が居るけど作者とは別人。

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