始まりという名の終わり

魔龍 銀が同名だけど同じ名前の主人公を困らせるサイト…の、はず? 最近は恭也を困らせてるなぁ……(ちょっw

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魔法騎士高町恭也~リリカル~ 第四話-1

クローバーハートさん、サンクスです。
「久遠ッ!!」

「くぅん!」



扉を空けた瞬間にあふれ出てきた瘴気に、俺は即座に久遠を抱える。

俺の騎士甲冑のおかげで、俺と久遠は瘴気を直接浴びることは無かった。

しかし、尋常ではない気配だ。

瘴気によって悪くなった視界に対して目を凝らしてみると、奥の方に二つの影が見えた。

一つは身長や体格からして男のようだ。

もう一人は――――闇の中でも、うっすらと輝く体、幼い少女の影――――



「はやてっ!!」

「来たか、恭也」



ゆっくりとこちらを振り向いたのは――――!?

その姿は、紛れもなく……



「俺……!?」

「きょうやがふたり……?」

「ご名答、と、言いたいとこだけど……」



刹那、俺の姿を模(かたど)っていた者は姿を変える。

人ではない長い耳に、桃色の髪。 目元は猫に似ていて、そして、彼女が纏っているのは――――



「騎士甲冑……!? 馬鹿な、それがここにあるわけが無い!」

「ふふ、そうね、ここにはないわ、ここには、ね」



静かに、だが、無邪気にそう言いながら少女は笑う。

――――その笑みに、何かが引っかかった。

少女は笑みを浮かべながら俺の元へと歩き始める。



「ふふふふ……」

「……っ! お前は一体……!? いや、そんなことよりもはやてに何をした……!」

「うふふふ、こわぁい。 そんなに睨まないでよ、あの子には眠ってもらっただけよ。 深く、ふかぁくね」

「何……!?」



そして、ようやっと気付く。

この異質な空間の中心が一体何なのか。

――――そして、目の前に居る少女がはやてに何をしたのか……!



「目的は何だ……?」

「目的……? そんなことは知らないわ、私はお母さまに言われたからやっただけよ。 それに――――」



そう言って、少女は俺の体に抱きついてきた……!?

迂闊! 殺気が無いから油断した……!



「今日はね、お母さまが恭也に逢って良いって言ってくれたから」

「なっ……?」



そう言って少女は俺に更に抱きつこうとするが……

俺は、力を込めて一気に後ろに下がり、彼女から離れた。



「……うう! なんで、逃げるの!?」

「――――」



その様子は、まるで大好きな玩具を取り上げられた子供のようだった。

彼女は更に俺の方へと向かおうとしたが――――



「……残念、お母さまが戻ってきなさいだって」

「何……?」



そういうと、少女はあっさりと踵を返し、窓の前へと向かう。



「今度は、もっと長く居られるようにお母さまに頼んでみるから……愛してるよ、恭也……そう――――」

「まっ……!」

「――――ほど」



その言葉と共に、消えた。

残されたのは、俺と久遠そして――――力に取り込まれた、はやてだった。

俺と久遠は顔を見合わせるが、即座にそんな状況ではないことに気付いた。



「きょうや、はやて、あぶない?」

「分からん……が、まずい状態なのは変わりないだろう」



今この病院は、魔力によって固められ、人が一切動いていない状態だ。

つまり、病院として機能していないのだ、早くしなければ手遅れになることもありえる。



「久遠はここで待って居てくれ」

「くぅん!」



久遠は俺の言葉に頷くと、一歩下がった。

久遠が下がるのを確認してから、俺ははやての方へと向かっていく。

が……



バチィッ!!



「ぐっ……!?」

「きょうや!」



ある程度まで近付いた時、俺は一気に弾き飛ばされた。

かろうじて空中で受身を取り、空を飛んで難を逃れる。

――――どうやら、はやての周りに魔力障壁が展開されているらしい。



「くそっ……障壁か……!」

「くぅん……」



力押しで行けば破れるだろうが、中のはやてまで被害が行く可能性があるためその手段は取れない。

だが――――諦めるわけにはいかん。



「――――ふっ」



俺は射抜を放つために、独特の構えを取る。

強力な技でいけないのであれば、一点集中系の技で勝負だ……!



「炎の――――矢!」



漆黒の炎が俺の小太刀に纏わりつく。

そのまま、魔法剣の状態を保ったまま一気に障壁へと向かう!



御神流・奥義之参・射抜



バチィ、ギギギギギギギィィィィィ



放たれた雷光の如き、一撃は障壁にぶつかりその力を急速に失っていく。

だが、それと同様に障壁もまたその力を急速に失っていく!



「おぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」



俺の雄たけびと共に、刃に纏わりつく魔力が一層跳ね上がる。

そして――――



パリィン!!!



――――ガラスが割れるような音と共に、障壁は思ったよりもあっさりと破れた。

そのまま、障壁の内側に入るが……



「きょうや!」

「む……! 何っ!?」



破壊したはずの障壁は、一瞬で復活していた。 しかも、である――――



「魔力の密度がさっきよりも濃くなっている? 障壁の威力が上がったのか!?」



――――つまり、これで退路は断たれた訳だ。

いいだろう、もとよりはやてを助けずに逃げるなどという選択肢は無い。

俺は、改めて覚悟を決めると、はやての方へと向き直った。



「はやて……」



はやての名を囁き、はやてに触れようとした時、異変は起きた。

掴もうとしていた手は、はやての体には触れず、ずぶりと異空間へと入り込んだ。



「なっ!?」

「きょうやぁっ!!」



久遠の悲鳴を背に、俺は異空間へと引きずりこまれた……
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  1. 2007/06/05(火) 20:01:16|
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  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:1
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コメント

すごいペースだww

魔法騎士高町恭也9話読ませてもらいました、謎の女の子に抱きつかれた恭也そしてお母様とは誰か気になりますねぇ、そして異空間に引きずり込まれた恭也はどうなるのか楽しみです。
それでわ次回作も期待してます。
後奥義の参は射貫じゃなくて確か射抜だと思いますよ。
  1. 2007/06/05(火) 23:34:55 |
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  3. クローバーハート #-
  4. [ 編集]

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魔龍 銀

Author:魔龍 銀
とりあえずいつもボコられている。
けどすぐに復活する、流れのSS作家(笑)
カードゲームとか大好き。
同じ名前の主人公が居るけど作者とは別人。

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