始まりという名の終わり

魔龍 銀が同名だけど同じ名前の主人公を困らせるサイト…の、はず? 最近は恭也を困らせてるなぁ……(ちょっw

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

アゼルと柊の出逢い2


 アゼルの思わぬ発言に、俺は思わず奇声を上げてしまった。
 いやいやいや、落ち着け柊蓮司! 俺はそもそも責任を問われるような事はやってねぇ!
 俺はそう思い直すと、アゼルへと改めて顔を向ける。



「責任って何だよ!? つーか、俺が一体お前に何をしたって言うんだ!?」

「そんな、あんな事をして、覚えてないの…!?」

「あんな事って何だよ!?」



 うがー! と、思わず叫ぶが仕方がないだろう。
 俺がアゼル・イブリスに逢った回数ははっきりといって多くない。
 つか、今回も含めてまだ2・3回程度だろう。
 いや、俺本当に何もしてないぞ!
 アゼルは俺の言葉を聞いて、呆然とした表情を浮かべた。 そして、涙目がさらにひどくなる。



「私はあの日から、あなたの事を忘れてないのに……」

「いやいやいやいや! ともかくとして、そのあんな事って言うのが何なのか教えてくれよ!? じゃねぇと話がすすまねぇよ?!」

「どうせ私は裏界の隅で忘れ去られた存在だから、覚えてなくて当然だよね……」

「そっち方面で落ち込むのかよ!?」



 やべぇ……話が繋がらねぇ!
 部屋の隅っこでのの字を書き始めた、アゼルを見て思わず頭を抱えようとして――――ふと、違和感に気付く。
 荒廃の魔王アゼル・イブリス――――アゼルはその二つ名が指し示すとおりに、周囲のプラーナをありとあらゆるものから吸収する体質を持っている。
 その力の制御はアゼル自身にもできねぇらしく、アゼルが身に着けている魔殺帯でかろうじて、周囲のプラーナの吸収を最小限に収めているのが現状なのだが……不思議と今のアゼルにはプラーナを吸収している気配がなかった。
 どういうことだ……?
 その疑問点を解消すべく、俺はアゼルに意をけして話しかける。



「なぁ、おい」

「しくしくしくしく……」

「うぉい! マジ泣きしてんのかよ!?」



 意をけしたら、相手がマジ泣きしていました。
 あーもー!
 それから俺は、小一時間ほどこの魔王を慰めるのに時間を費やされる事になるのだが……そこは割愛する。



「ぜはー、ぜはー、お、落ち着いたか?」

「う、うん、ごめん」

「それで、お前、プラーナ吸収能力はどうしたんだよ? 周囲から一切吸収してねぇよな?」

「それは……」



 以前アゼルと対峙した時、魔殺帯を解かなくても、周囲から微弱ではあったがプラーナを吸収していた。
 だが、今のアゼルにはそれが一切ない。
 それを指摘した瞬間、アゼルは涙目になり、俺の方を見つめ、言葉を放つ。



「責任とってください!」

「だから一体何なんだよ!?」



 前後が繋がらないその言葉を受けて、俺もまた叫び返すしかなかった。
 つか、その言葉マジでやめてくれ! 心臓に悪すぎる! 誰かに聞かれたら、どうするんだよ!?
 そして、まさしくそう考えていたときだった。
 ガタンと、何かが落ちる音がした。
 それは、俺の中で猛烈に嫌な予感として、頭の中を駆け抜けてゆく。
 恐る恐る見たその先に居たのは……



「ひい……らぎ……?」



 昔から見慣れた緋袴に身を包んだ、俺の幼馴染だった。
 思わぬ場面を見られてしまった俺は、あまりの事に頭の中での処理速度が追いつかない。 もっとも、それは俺の幼馴染である、赤羽くれはも同じだったようだが。
 だが、俺は一足先に立ち直ることがなんとかできた。
 とはいえ、立ち直ったところで俺の中の思考はぐちゃぐちゃだったわけで。



「ま、まて、くれは! 正直俺も事態が飲み込めて……!」

「こんの……ばかぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」

「ぎゃああああああああああああああああああああ!?!?!」



 俺の言葉を受けて、立ち直ったくれはの最初の行動は……ありったけのプラーナを叩き込んだ、ヴォーテックスだった。
スポンサーサイト
  1. 2011/03/07(月) 02:37:10|
  2. アゼルと!
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
<<生存報告 | ホーム | アゼルと柊の出逢い。>>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://knightofdarkness.blog48.fc2.com/tb.php/198-d98eb5a7
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

魔龍 銀

Author:魔龍 銀
とりあえずいつもボコられている。
けどすぐに復活する、流れのSS作家(笑)
カードゲームとか大好き。
同じ名前の主人公が居るけど作者とは別人。

カウンター


無料カウンター

二次・三次投稿掲示板

三次投稿掲示板

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

web拍手

フリー

フリーエリア

mail:souryu_5@hotmail.com FC2動画

フリーエリア

フリーエリア

  1. 無料レンタルサーバー

google

カスタム検索

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。