始まりという名の終わり

魔龍 銀が同名だけど同じ名前の主人公を困らせるサイト…の、はず? 最近は恭也を困らせてるなぁ……(ちょっw

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光と闇の狭間「再戦~魔王降臨」1

前回のシリアスから一転、ギャグになってしまった……
*6/5加筆
それと、流石にこの回は調子に乗りすぎた気がする……
ふわり、ふわりと祝福の風が柔らかい光と共に辺り一帯を優しく包み込む。

優しい風は一人の女性を中心に渦巻いていた。

僅かに中空に浮いている女性の名前はフェイト=テスタロッサ。 だが、彼女を中心に渦巻いているものの、それはけして彼女の出したものではなかった。

そう、それは彼女の前で書を構えている女性が出しているもの。

本来の髪色よりも薄くなった髪色を持つ彼女の名前は八神はやて、彼女は蒼天の書と名付けられたそれを自らの両手の上にふわりと浮かさせ、魔法を行使していた。

行使する術は、彼女の従者の一人。 シャマル――――‘風の癒し手’の字を持つものの力である。

従者の彼女のその字を現すようなその力は、優しくフェイトを包み込み傷を癒してゆく。

意識ない彼女も、少しずつ苦悶の顔を和らげていっていた。

――――あの後、はやては即座にリィンとユニゾンし、蒼天の書に記載されていた、シャマルの魔法を検索した。

そして、シャマルの回復魔法の最上級魔法――――欠損した肉体・及び体力を、即座に補う魔法によって傷と体力を回復させる為に、魔法を使った。

柊がやった対応と、はやての魔法によって、フェイトは辛うじて一命を取り留めることに成功したのだ。

ふわりと、浮いていたフェイトの体が優しくはやての敷いたシーツの上に降りる。

傷は完全に癒え、フェイトの呼吸は安定していた。

その事実に、固唾を呑んでいたなのはと柊は安堵の溜め息を口から漏らした。



「……これで、大丈夫なはずや」



どことなく疲れた表情で、はやてはそう言った。

――――無理もないだろう。 いくらはやてが高位の魔導師とはいえ、彼女の使った魔法は本来の使い手であるシャマルでもそう何度もうてる魔法ではない高位の魔法だ。

強力である魔法は、その分当然のことだが消費もプロセスも多い。

しかも、彼女自身が使ったのはこれがはじめてである、疲れるなという方が無茶だ。

だが、その疲れに見合う以上の成果を得られたのも事実だった。



「――――はぁ、一時はどうなるかと思ったけど、ともかく無事でよかったぜ」

「うん――――はやてちゃんお疲れさま」

「いや、こんなんなんでもないよ、ほら私もそんなん疲れてないし――――?」



そう言おうとたはやては、自分の体がぐらりと揺らいだのを感じた。

だが、自分の身に何が起きているのかも一瞬理解できなかったのだ。



「――――おっと、気をつけろよ」

「????」



一瞬何が起きたのか理解できなかった。

――――ふらりと倒れた彼女は、柊の腕の中にぽすりと収まっていた。

きょとんとしたはやての表情が、それを認識した瞬間みるみる赤く変化していく。

そして次の瞬間――――



メゴス☆



「――――っ!?!?」

「れ、蓮司くーん!?」



声にならない悲鳴とはこのことか、柊は鳩尾に一撃貰っていた。

だが、柊の悲劇はまだ終わらない。 後ろの方に倒れこんだ彼は、当然それに支えられていたはやても巻き込んで後ろにひっくり返った。

ここでも尚、はやてから手を離さないで庇ったのは流石というべきだろうか。

だが、それこそが彼の次の不運の始まりでもあった。

ひっくり返った彼の腕が、少しだけ上の位置に来た彼女の体の下の方にずれた。

当然、手の位置が動かないで彼女の体が上に来ればその位置は入れ替わる。 腰の辺りにあったその手が下にずれれば当然――――



「いてててててて……なにすんだよ、はやて!?」

「――――」



しかし、はやては何も語らなかった。

その顔は影になっていて表情がよく読み取れなかった。

柊は、なんとなく今まで養った勘で今のはやてが非常に怒っていることに気付いた。



「え~と、どうしてそんなに怒っているんでしょうか?」

「――――ぃ」

「い?」



影になっていた顔がぐわっと上がり、涙目で顔を真っ赤にしてはやては叫んだ。



「いつまで触ってる気やこのボケェッ!!!?」

「ウゴホォ!?」



――――ちなみに、柊はこの時点でも自分がどこに触っているのかは気付いていなかったりする。

殴られた反動で、両手が外れたのは運がいいのか悪いのかは微妙だった。

しかし、今の二重の衝撃と魔法の行使の疲れではやては足腰がうまく立たず動けなくなったりしてたりする。

――――よって、この不毛な争いと打撃は、はっと気付いたなのはが慌ててはやてを引き剥がすまで続くのだった。










「いててててて……ひでぇめにあった……」

「自業自得や!」



ちょっと拗ねた様にはやてはそう言った。

あれから十分くらいが経過した、なぜか柊の月衣の中に入っていた救急箱でなのはが柊の(はやてから受けた攻撃の)治療をしていた。

……なんでこの男は、戦いのところとは無縁でダメージをおっているのだろうか、戦いではほぼ無傷だったのに。

まぁ、柊にとって幸運だったのはこの場にヴォルケンリッターが居なかったことだろうか、そして、そのヴォルケンリッター最年少はといえば――――



「はやてちゃんが怒ってるですけど、どこを触ったですかー?」

「それは俺も思ってたんだけどよ、そんなに変なとこ触ったか?」



なぜか柊の肩の上で、二人して疑問符を浮かべていた。

その言葉にはやては少し顔を赤くするが、ぷいっと横を向いてしまった。

いつもは部隊のことがあり、比較的威厳などを保ったりしなければいけないが、ここではその必要は欠片もない、自分に一番近い友人と割と心の許せる新しい友人しか居ないためか、はやてはどこか歳相応よりも幼い感じがした。

端的に言えば、少しだけはやては拗ねていた。



「もう、はやてちゃんもそんな風に拗ねないでよ」

「……う~」



なのはが苦笑しながらそういうが、はやては唸っただけだった。

親友のいつもしない顔に、苦笑しつつ彼女は隣に居るもう一人の親友に視線を移した。

完全に傷が癒えたおかげか、先程よりも圧倒的に顔色が良い彼女に安堵しつつ、今度は柊の方へと向いた。



「それで、蓮司くん、これからどうするの?」

「……あぁ、とりあえず、さっきの石版を詳しく調べてくる」

「え?」



柊の言葉が意外だったのか、なのはは思わず声を上げた。

彼女からすれば、あんな危険なトラップの場所にもう一度近付くのは余り得策ではないという考えがあったからだ。

その様子は柊には想定内のことだったらしい、彼女の様子に苦笑しつつ、柊はリィンを肩に乗っけたまま言う。



「ま、ああいう罠は一度発動すると解除される仕組みになってんだよ、それに――――ちょっと気になることもあるしな」

「???」



柊の肩に居るリィンと、なのはは?を頭の上に盛大に飛ばす。 柊はその様子に苦笑しながらも、よいしょっと、という言葉と共に立ち上がった。

リィンは、柊の肩からずり落ちないように彼の服にがっしりとつかまっている。



「んじゃあ、フェイトとはやてを頼むぜ?……って、そういやお前はいつまで俺の肩に乗ってるつもりだよ?」



「んー、なんとなく乗り心地がいいのですよー」と、リィンは体を左右にぶらぶら揺らしながら笑い言った。

その無垢な子供そのものの笑顔に、柊は仕方なしに降ろす事を諦めた。 基本的に仲間には甘いのだ、この男は。

第一、 リィンはそんなに重くないので基本的に負担にはならない。

故に、彼としては、これ以上の事を言う必要はなかったのだ。

まぁ、溜め息の一つは出たが。



「んじゃあ、ちょっくらいってくらぁ。 それと、よくわからねぇけど、気を悪くしちまったみたいだから、悪かったな、はやて」

「行って来るですよー」

「あ、うん……」

「むぅ……」



二人の言葉を受けたなのはとはやては、反射的に頷いて二人を見送った。
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  1. 2009/06/03(水) 21:38:22|
  2. ナイトウィザード~光と闇の狭間~
  3. | トラックバック:0
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コメント

返信です。

>東方の使者さん
知ってますか…東方の使者さん……? ギャグは全てを上回るんですよ?w
ちなみに、ギャグパートなのでボロボロになっていてもダメージになっていません。 流石は柊!
ユーノ→ラッキースケベ
  柊→本人が気付いていないのでただの不運。
これは状況的にかなり違うと思うのですがw
はやては意外とこういうことには初心なんじゃないかなーと思いましたw
次回はリィンとの行動、どうなるかはお楽しみにw
  1. 2009/06/07(日) 22:03:33 |
  2. URL |
  3. 魔龍 銀 #XUMGBeQY
  4. [ 編集]

月衣はぁぁ!!?
柊くん普通にはやてのツッコミを受けてダメージを貰ってるんですが!?
あれですか?突っ込み要素にだけは月衣は発動しないんですか?
というか、今回の柊のポジション、なんかユーノを幻視した。
まぁ、違うところは柊自身が気付いてないということだけど。
そしてはやてのツッコミが、どこかアリサを思わせる。
・・・突っ込みにはハリセン(属性:鉄)使わなくちゃ・・・
  1. 2009/06/06(土) 03:45:47 |
  2. URL |
  3. 東方の使者 #X.Av9vec
  4. [ 編集]

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魔龍 銀

Author:魔龍 銀
とりあえずいつもボコられている。
けどすぐに復活する、流れのSS作家(笑)
カードゲームとか大好き。
同じ名前の主人公が居るけど作者とは別人。

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