始まりという名の終わり

魔龍 銀が同名だけど同じ名前の主人公を困らせるサイト…の、はず? 最近は恭也を困らせてるなぁ……(ちょっw

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ナイトウィザード~光と闇の狭間~第九話


……結局の所、あれから柊はひたすらひたすら罠にかかり続けた。

先頭に立っていたせいか…あるいは、本人の持っているあの力のせいで、柊の運勢が下がったのかもしれない。

いずれにせよ彼は、もういいだろ!? と、いうレベルで罠に引っかかった。 これだけ、盛大に引っかかれてば、罠を仕掛けたほうも本望だろう。

だがなぜかしらないが、この男、ダメージは一切受けていなかった。

――――だからだろうか。



「ぜぇ、ぜぇ、ぜぇ……」

「――――っ! あ、あかん! もう、無理やわっ!! あ、あはははははは!!!!」


罠から這い出てきた柊を、向かえたのははやてだった。

どうやら、先ほどからコント並みの罠の引っかかり具合に、腹筋が完全にブレイクしてしまったらしい。

ひぃひぃ言いながら、はやては笑い声を上げた。



「だ、駄目だよはやて、笑っちゃ……」

「そんな言うても、フェイトちゃんも涙目やん! いやあ、しっかし、ここまで素でどこぞのなんたら大爆笑をやるなんて、あんた、笑いの才能あるで!」

「うっせぇよ!?」



笑顔でサムズアップするはやてに、柊は思わずビシリとツッコミを入れた。

そのあまりの反射の良さに、はやてはサムズアップをさらに強めた。



「そのツッコミもナイスや! どや、私と組んでお笑い界に笑いの旋風を巻き起こすのは!?」

「うぉい!! つーか、好きでこんな風に引っかかってるわけじゃねぇよ!?!?」

「だから貴重なんやよ!」



はやての最後の言葉に、がっくりと頭をたれる柊。

そして、頭を上げてみれば、なのはとフェイトもそのやり取りがおかしかったのか、クスクスと笑っていた。



(……ちょっとは、緊張が解けたみてぇだな)



その為に罠に引っかかり続けたわけではなかったが、思わぬ効果があった。

パーティの中に漂っていた過ぎた、といえるほどの緊張はすでに無く、どことなく全員リラックスしたようだった。

――――幸いなことに、まだ敵もそれ程多くは遭遇していない。



「……つーか、進むぞ」

「りょうかーい」「うん」「はい」



三人は、それぞれの個性を示すように返事を返す。

柊はその様子を見て、ふうと溜め息を漏らすと、三人の一番前に立とうとして――――



「うぉ!?」



――――結局また罠に引っかかった。

実に学習能力の無い男である。




















「ん?」

「どうしたの? なのは」



そんな馬鹿げたやり取りを終えた後、しばらく進むと、なのはが声を上げた。

白いバリアジャケットに身を包んだ少女は、横を指差すとその先にあるものに自らの指先を合わせた。



「あ、うん。 あそこに何かがあるみたい」

「お、なんか見つけたのか?」



柊が、指の先にあるものに視線を合わせる。

そこにあるのは石版だった。

薄暗いダンジョン内ではわりとよく探さないと見えなかったであろうものではあったが。 確かに、そこに存在していた。



「……石版か」

「なんやろ、あれ?……結構露骨やなぁ」



あまりにも、どうどうと鎮座しているそれに、逆に疑問を持ったのか、はやてがむー、とうなりながら石版を見る。

柊もそれは同様らしく、首をひねっていた。



「……どうするの?」

「――――確認、するしかないよね」



だが、それでも全員の意思は決まっていた。

本来なら怪しい石版には触れないで居るのが普通なのだが、正直現在手がかりが一切無い。 多少は危険を顧みないでも、今は情報が少しでもほしかったのだ。 闇雲に進むというのもあるが、最終的な敵は、あの蝿の女王である。 どちらのほうがリスクがあるかは自明の理だ。

まぁ、選択肢が無いとも言うが。

柊の手元にある回復薬はHポーション×10(アンゼロットがいつの間にか紛れ込ませたらしい、あと、自分で入手していた)と、なぜか数が多い。

そのせいもあった。



「じゃあ、ちょっと見てくるね」

「お、おい、なのは、俺が行くぞ?」



なのはの突然の行動に慌てて柊がそう言うが、なのははあはは、と、笑うと被りを振った。



「大丈夫だよ、これくらいなら」



そういうと、柊の心配をよそになのはは石版に近付いた。

――――結論から言えば、柊の心配は当たってしまうことになる。

近付いたなのははキョロキョロと辺りを警戒しながら近付いた。 そして、その石版に触れる。

――――刹那。



カッ!!



「きゃっ!?」「ぐっ!?」「きゃ…っ!?」「なんや?!」



石版から閃光が辺りに巻き散らかされ一瞬全員の視界を奪う。

全員が、慌てて目を開けたとき。



「……っ、しまった!!」



なのはの周りには、五体のゴーレムが鎮座していた――――
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  1. 2009/03/26(木) 13:21:33|
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  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:1
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コメント

いやー、ほんと面白いですわ!
流石下がる男、柊君!
いつもいつも期待して見させていただいています。
(下がる意味でw)
次の話も色々と期待しています!
  1. 2009/04/17(金) 11:23:41 |
  2. URL |
  3. 東方の使者 #TIXpuh1.
  4. [ 編集]

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魔龍 銀

Author:魔龍 銀
とりあえずいつもボコられている。
けどすぐに復活する、流れのSS作家(笑)
カードゲームとか大好き。
同じ名前の主人公が居るけど作者とは別人。

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