始まりという名の終わり

魔龍 銀が同名だけど同じ名前の主人公を困らせるサイト…の、はず? 最近は恭也を困らせてるなぁ……(ちょっw

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ナイトウィザード~光と闇の狭間~第七話


「これで――――終わりだッ!!!」



炎を纏った柊の魔剣が最後の侵魔を貫いた。

マジックブレードによる炎の付加により放たれたそれは、侵魔を塵へと還元し、それを魔石へと変化させた。

今までこの場で猛威を振るっていた、最後の侵魔が消えると、辺りには静寂が漂った。

柊は自らの持つそれを片手に、辺りを見回して気配を探る。 だが、どうやらここいらにいる侵魔は先ほどの奴で最後だったらしく、気配は完全になくなっていた。



「ふう」



そこまで理解すると、柊は一つ大きく溜め息を吐き、後ろを振り向いた。

そこに居たのは、身体中に傷を負った二人の少女とそれを治療する、白いバリアジャケットを着たなのはだった。

どうやら、見た目ほど傷は酷くないらしく、時折顔をしかめているものの、割と二人とも大丈夫そうだった。

柊はその様子を見ると、魔剣を月衣へと収めた。



「おーい、そっちは大丈夫か?」

「あ、うん。 フェイトちゃんもはやてちゃんも見た目ほど傷は酷くないよ」



柊は、三人の下へとゆったりと歩きながらなのは達に声をかける。

二人は、柊が突然剣を消したり、その圧倒的な戦闘力を目の当たりにして、目を白黒させていた。

何せ、彼女達が戦っていた相手は、宝石のような形をした侵魔で彼女達の攻撃が一切通らなかったのだ。 それを、一撃で下した柊の実力は一体どれほどのものかと、戦慄を覚えているのだ。

――――まぁ、実際は、単純に魔法を主体に戦う魔導師では侵魔――――水晶の魔と呼ばれるそれとは絶対的に相性が悪かったのだ。 水晶の魔とは、‘魔法水晶’と呼ばれる特殊能力を持ち、その身に受ける魔法を完全に反射する力を持つ。

その点で言えば、柊は水晶の魔とは非常に相性がいい。

魔剣使いは魔法ではなく、物理攻撃を主体とした技を放つ。 魔器開放によるなぎ払いにより水晶の魔を綺麗さっぱり駆逐し、残りの魔力に弱い侵魔をマジックブレードの付加効果によりあっさりと叩き潰した。

ここら辺は、流石は何度も世界を救ったベテランウィザードといったところだろう。



「そっか、良かったな、なのは。 それと、二人とも」

「うん、ありがとうね、柊くん」

「う、うん、ありがとう――――柊?」「あ、えーと、ありがとうございます――――柊っ!?」



なのはに続き、フェイトとはやても彼に感謝の言葉を伝えたが、その時に出てきた名前に二人は驚愕の表情を浮かべた。

余りの様子の変化に、柊は目を白黒させながらも疑問を口にする。



「そ、それで――――二人とも、っていうかなのはもあわせて三人だけど――――別世界の人間なんだろ? なのははともかくとして、二人ともどうしてここに来てるんだ?」



なのはは、はっきりと言えば事故でこの世界にやってきたといえる。

――――もしかしたら、それもベール=ゼファーにとっては予定調和かもしれないが(かの魔王がそこまで考えているかは不明というか、考えていない可能性のほうが大)、それにしたって彼女達二人がここに居るのはおかしいだろう。

というか、よくもアンゼロットに見つからずに世界結界を抜けてこられたものだ。 下手をすれば、二人とも侵魔扱いされて、ウィザード達に追っかけられることになった可能性もあるのだ。

それゆえの柊の疑問なのだが――――その疑問は、はやてが出した手紙によって解決する。



「私らは――――この手紙によって、ここに来たんです」

「――――これは、ベルからの手紙か!?」



柊蓮司にとっては、宿敵であり、共闘すらした魔王である‘ベール=ゼファー’。 その手紙には、明らかに柊宛であるメッセージもいくつか用意されていた。

というか、名指しである。 あの魔王、柊を意地でも前面に出させるつもりである。



「あんにゃろう……! 人の知らないところで、勝手に参加者にすんじゃねぇよ……!」



憤慨する柊だったが、すでに柊はこの戦いに参加することを決めている。

これはあくまで、自分の意思を無視した言葉に対する憤慨であった。

だが、なのはは柊とは短い付き合いとはいえ、その性格を理解し始めているなのはと違ってフェイトとはやてにとってみれば、勝手な参加に対する怒りへの否定に見えても仕方がなかった。



「え、えと……それで、私達に着いてきてもらえるの、かな?」



おずおずと言ったフェイトの言葉に、柊は一瞬キョトンとした表情を返した。

そして、ああ、と、気付くと彼女達の言葉にこれまたあっさりと頷いた。



「――――元々任務だからな、つーか、ここまで言われたんならいかねぇわけにはいかねぇだろう?」

「え、でも……危険だよ? すごく」

「――――そんなの今更だな、世界を滅ぶるクラスの戦いなら、この世界じゃ一週間に一回くらい下手をすれば起きてるしな」



はやてとフェイトは、その言葉を冗談と取ったのだろう。 苦笑して応じたが、アンゼロットから現状を聞いているなのはは顔を引きつらせた。

――――そう、この世界では世界滅亡の危機なんて、本当に日常茶飯事で起きているのだ。 ラース=フェリアとかにくらべれば幾分マシではあるが、最近は侵魔どころか、新たに冥魔と呼ばれるものたちすら現れている。

世界の危機は、それに比例して増えていたりする。



「まぁともかく、この手紙の内容は了解したぜ。 と、そういえば、自己紹介してなかったか。 一応知っているとは思うけど、‘魔剣使い’の柊蓮司だ。 えーと……」

「時空管理局の魔導師でフェイト=T=ハラオウンです。 その、よろしくお願いします、柊蓮司さん」

「私はなのはちゃんとフェイトちゃんと同じで、八神はやてや、よろしゅうな、柊蓮司さん」

「おう、よろしくな……えーとフェイトとはやてでいいか?」



その言葉に、二人はうなずいた。

なのはは、その様子を見てどことなく安堵の溜め息を吐くのだった。
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  1. 2009/03/08(日) 23:13:08|
  2. ナイトウィザード~光と闇の狭間~
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:3
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コメント

返信です。

どうも、魔龍です。

>スエキさん
高いレベルはモンスターの能力調整が大変ですもんね……
ネタですね。 って言うか、一日に一回とかラースフェリアどんだけー。
アタッカー・キャスター・キャスター・キャスターではありますけど、随所に+魔剣使いとか異能者とかついてます。
しかも、ディフェンダーだったり、ヒーラーだったりもします。
レベルは半分ですからね……ダンジョンのモンスターレベル自体は大体8・9レベルですけど、柊以外は実質6レベルなので相当にきついですね。
がんばれ柊! 柊蓮司は男の子!
リプレイは…空砦かな……だったら買わないとwソースは、うーん。 ちょっと、考えさせられますね……まぁ、今のところは様子見で。

>ネロさん
柊にはがんばってもらいますよ、色々とw(にやり

ではではー
  1. 2009/03/11(水) 22:34:20 |
  2. URL |
  3. 魔龍 銀 #XUMGBeQY
  4. [ 編集]

まっていました!
これからも柊の活躍に期待して待っています!!
  1. 2009/03/11(水) 15:15:31 |
  2. URL |
  3. ネロ #-
  4. [ 編集]

感想です

最近、ウィザードのレベルが18レベルになって、シナリオ作りに苦労しているGMなスエキです。
主八界の世界の危機の数は、もはやネタだからな(^-^;
これで、全員合流。物語もここからさらに面白くなりそうです。
そういえば、このパーティー、アタッカー、キャスター、キャスター、キャスター?バランスが悪そうなと考えてしまうアナログゲーマーな自分(T-T)
ここから、本格的ダイブの開始か。実力を出せない三人がどう頑張るんだろうか楽しみにしています。

追伸
ソースブックは23日、リプレイは30日発売です。
  1. 2009/03/10(火) 04:34:05 |
  2. URL |
  3. スエキ #-
  4. [ 編集]

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魔龍 銀

Author:魔龍 銀
とりあえずいつもボコられている。
けどすぐに復活する、流れのSS作家(笑)
カードゲームとか大好き。
同じ名前の主人公が居るけど作者とは別人。

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