始まりという名の終わり

魔龍 銀が同名だけど同じ名前の主人公を困らせるサイト…の、はず? 最近は恭也を困らせてるなぁ……(ちょっw

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介入者M現る!

*注意書き
この作品は、筆者がコードギアスの最終回に不満を覚えた為に出来上がった物語です。
その為、コードギアスの最終回はアレ以外には認めん! とか、原作至上主義の方や、ご都合主義が許せない方は閲覧をされないでください。
オリジナルキャラクターも居ますが、ギアスのキャラとは友人程度でカップリングになることは絶対にあり得ませんのでご安心ください。 というか、ただのお助けと筆者の心情吐露の為です(苦笑

尚、注意書きを読んだ上で不快に思われた場合、筆者は責任を一切取りませんのでご容赦ください。
――――ひっそりとした部屋の中、一人の少女が息絶えかけていた。

桃色の髪を持つ少女の名は、ユーフェミアという。

皇室の皇女である彼女は、腹違いの兄であるルルーシュのギアスの暴走により、自らを他者の血で赤く染めて、今まさに自らの血でもその衣服を染め生涯を終えようとしていた。

枢木スザクの姿は、すでにここにはなく彼は自らの敬愛する女性の敵をとるために、白き騎士を駆って戦場へと向かったのだろう。

――――故に、ここに音もなく現れたその男に気付いた者はいなかった。

漆黒の衣服に身を包み、漆黒のバイザーをかけたその男に表情はなく、少女の姿を一瞥した。



「――――ユーフェミア、か」



表情には出てなくとも、その声には僅かに悲しみがあった。

だが、彼はそれに自分自身で気付き、頭を振り少女の棺へと近付いた。

そして、無造作にその棺を開けて少女の遺体――――いや、僅かに脈動する心臓の音があるから遺体ではないか――――を持ち上げた。

あと、ものの数秒と持たずに死ぬであろう少女に、この男は一体何をするつもりなのだろうか。

――――そして、彼は棺に何かを放った後、やはり現れたときと同様に消えるときも音を立てずに消えた――――



















――――時は経ち。

一人の少女が凶弾の前に倒れた。

少女は、ルルーシュの本当になるはずであった少女は赤い血を血に撒き散らしていた。

ルルーシュと、彼女を撃った少年はここにはもういない。

少女は一人、冷たい雨の中闇に沈み行こうとしていた。

――――そして、そこに漆黒の闇をまとった青年が現れる。

そう、その青年はユーフェミアを連れ去った青年その人である。

かつてと同様に、漆黒の服に漆黒のバイザーを付けた青年は少女――――シャーリーを静かに見た。

赤く広がるそれに、彼は眉をしかめた後、ゆっくりと手をかざした。



「――――シャーリー……」



漆黒を纏った青年は、ただ痛ましく顔を曇らせるとその身を僅かに光が覆い――――

その場から、完全に姿を消した。

――――後に残るのは、血の後だけだった――――




















――――そして、青年は三度現る。

一人の少年が横たえられていた。

少年の名はロロ、ルルーシュにとってかけがえのない弟となった少年だった。



「……………」



だが、彼は知らない、なぜなら彼の時に彼は――――

いや、それは問題ではない、なぜならロロ――――彼は、ルルーシュという少年にとって、とても大切な存在なのだから。

故に青年は、彼の胸に手を当てた。

そして――――青年がユーフェミアの時と同じように何かを放った後――――その場から、彼の姿は完全に掻き消えた。

――――彼の目的は、一体何なのだろうか?

そして――――この青年は一体何をしようとしているのだろうか?



















そして、四度目。

――――それは、余りにも目立つ場所だった。

漆黒の衣服を身に着けた青年――――ゼロ。 そして、その亡骸に泣き縋る少女――――ナナリー。

その二人のいる前に、漆黒の闇を纏った青年は現れた。

誰もが呆然とするその中を、王者の如く青年は歩いた。

向かう先は迷うことなく――――ナナリーとルルーシュの元であった。

その視線はいつものように無機質ではなく、ただただその瞳に怒りと悲しみを宿していた。

もっとも、その眼差しが誰かに届くことはない。 なぜなら、その漆黒のバイザーによって表情が隠されているからだ。

ゼロ――――スザクは、青年が向かう場所に気付き、慌てて下に下りる。

だが――――彼は、ナナリーには一瞥もくれずにその兄の亡骸を持ち上げた。



「――――な、何をするつもりですっ!?」

「――――答える義務はない」



青年は冷たくそういった。

青年がルルーシュを丁寧に抱きかかえる、その瞳にあるのは苦渋の色であった。

だが、それが伝わることは――――ない。



「返して! 返してぇっ!! おにいさまを返してぇぇぇぇぇ!!!」

「――――何を、するつもりだ………っ!」



動かぬ足を必死に動かそうとして、地に何度も伏せながら必死に兄を取り戻そうとする少女の姿に、青年は嘲笑する。

そして、それと同様の笑みをゼロに――――友といった青年を持ってかせまいとする枢木スザクにも向けた。

彼は紡ぐ、嘲笑と共に。



「君達のうちのどちらか一人でも、彼を最後まで信じていればこの結果はなかっただろうな……」

「「!!!!」」



「愚かだ……!」そう、吐き捨てるように言った。

その言葉は目の前にいる二人にしか届かなかったが、この二人にだけ届けば十分だ。

その言葉に、ただただ唇を噛み顔を青ざめさせてしまう。

青年は立ち上がり、ゆったりと歩き始める。

彼を止めるものは――――いや、止められるものは誰もいなかった。



「――――あがないとして、精々世界を平和に導け。 そうすれば――――」



その後の言葉が紡がれることはなかった。

――――なぜなら、青年はその場所からまるで幻だったかのように消えてしまったのだから。




















そして、それから二年の時が経った。

全てが兄の計画通りに進んだ以上、彼女は世界に計画――――ゼロ・レクイエムを公表した。

隣に立つ彼もまた、仮面を取り自らの正体を明かす事によってそれを証明した。

二年――――だが、我慢したほうだろう。

兄に対する侮辱、親友に対する悪意を少女達は必死に我慢していたがついに臨界点を突破した。

最愛の兄が、最も信頼する親友が、侮辱し悪意にさらされているのは我慢がならなかったからだ。

それに、世界は話し合いをし、すでにブリタニアの関連する抗争は終わっている。

故の、発表だった。

その告白ともれる、それが終わり世界が青年の誠意と愛情に感涙し、その命を賭した計画に敬意をささげている時に――――それは、現れた。

漆黒の衣服にバイザー――――そう、いつも現れていたあの青年だった。

だが、今日は彼がいつも現れる時と違いがあった。

それは、後ろに存在する四人の仮面の男女である。



「――――あな、たは……っ!!!」



ナナリーの瞳がかっと見開かれ、怒りに染まる。

――――そう、その男は彼女の最も愛する兄(ひと)であり、全てである兄を――――兄の遺体を、奪い去った男だった。

スザクは青年とナナリーの間に立つと、青年を睨み付けながら言葉を走らせる。



「何のようだ……!」

「――――ふっ」



彼は微笑みを浮かべる、それは今までとは違い、どことなく優しい笑みだった。

――――故に、その笑みを浮かべた青年に、二人は僅かに怪訝そうな顔をした。

だが、すぐに青年がルルーシュを連れ去ったことを思い出し、怒りをその瞳にたぎらせた。



「ルルーシュは……っ! ルルーシュは、どこだ!?」

「お兄様を……お兄様を、返してください!!」



二人は必死に訴える。 兄を、親友を、返してくれ、と。

だが、青年は答えない。 何も言わずに、青年はその言葉を受け止めていた。



「何か言えよ!? おまっ……」

「止めなさい、スザク!!」



ついに、胸倉に掴みかかろうとした瞬間、青年の前に仮面を付けた少女が割り込んだ。

――――そして、スザクには――――いや、ナナリーにもその少女の声に聞き覚えがあった。

少女は一瞬ちらりと青年のほうを見、青年はこくりと頷いた。

そして――――少女の仮面は外された――――

ふわりと広がる桃色の髪、その持ち主を二人は知っていた。



「ゆ、ユ、フィ……?」

「ユフィ……お姉さ……ま……?」



呆然とささやかれたその言葉に、少女は照れくさそうに笑いながら頷いた。

ユーフェミア・リ・ブリタニア。

かつて、ブラック・リベリオンとよばれる戦いの引き金になった少女だった。

その時、彼女はその命を落としているのだ。

その人が、今ここにいた。



「ええ……お久しぶりね。 スザク、ナナリー……!」



ユフィは、二人を優しく抱きしめる。

その温もりは本物であり、彼女が今生きているということを実感させられた。

知らぬうちに、二人の瞳から涙がこぼれ出す。

あふれてくるそれは、止まりそうになかった。



「もう、ユフィったら、すぐに外しちゃうんだからー……」



そう親しげに、声を出した声にも、二人は聴き覚えがあった。

そう、それは行方不明になったはずの少女の声、思わずぎょっとしながらそちらを見ると、そこには甘栗色の髪の毛が広がっていた。



「シャーリー……?」

「シャーリーさん……?」



微笑みを浮かべるのは、ナナリーの兄のクラスメートであり、スザクにとってはクラスメートであった少女だ。

そこにあったのは、かつてと同じ優しい笑み。

ルルーシュが大好きな少女は、かつてと同じように微笑みを浮かべていた。



「そうだよ、取るときは一斉にって約束したのに、一人でとっちゃうんだもん」



そう言って、姿を現したのはナナリーと同じ髪の色を持つ少年だった

スザクは知っている――――彼は、二年前になくなっていることを。

故にその瞳は大きく見開かれた。

夢のようだった、死人が生き返るなんて。

――――死人?

そして気付く、仮面を被った人間はもう一人いたことを。

二人の視線が、期待に、希望に視線が動く。



((もしかしたら――――))



最後の一人、あの仮面の下にある顔は――――



「……ロロの言うとおりだぞ? だが、きっかけにはなったか、あなたも意地が悪いな――――」

「これくらいの意地悪はさせてくれよ、そうだろう――――?」



最後の一人が仮面を取った。

その仮面の下にあるのは、紫の瞳と、漆黒の髪。

優しい眼差しを浮かべるその青年は――――



「久しぶりだな、スザク、ナナリー、元気にしていたようだな?」

「ルルーシュ!!!」「お兄様っっ!!!!!」



二人は、今日一番の喜びに包まれた。

ルルーシュに縋りつき、大泣きを始めた二人を青年はバイザーを取りながら見つめていた。

その瞳には、とてもとても優しい色があった。
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  1. 2009/02/24(火) 11:10:05|
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魔龍 銀

Author:魔龍 銀
とりあえずいつもボコられている。
けどすぐに復活する、流れのSS作家(笑)
カードゲームとか大好き。
同じ名前の主人公が居るけど作者とは別人。

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