始まりという名の終わり

魔龍 銀が同名だけど同じ名前の主人公を困らせるサイト…の、はず? 最近は恭也を困らせてるなぁ……(ちょっw

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ナイトウィザード~光と闇の狭間~第六話


ちゅどーん!

えらくコミカルな音が辺りに響き渡った。

音が響き渡った所を見てみれば、そこには大きめのクレーターが出来上がっていた。

空から何かが降ってきたのだろうか?……等とごまかしのように言ってはみるが、いずれにせよこの作品を見ている読者には大体何が落ちてきたのかは予測がついてるだろう。

そう、やはりそのクレーターの中心に居るのはあの男――――柊蓮司だった。

柊は、頭から地面に半身を突っ込むという、実に芸術的な落ち方をしていた。

ピクピクと足が動く辺り、哀愁を漂わせる。

だが、柊は体を一気に地面から抜くとコメカミに青筋をたてつつ、怒りの叫びを上げた。



「うっがあああああああああ!! アンゼロットォォォォォォッッッ!!! 毎度毎度、もっと普通に下ろせねぇのかよぉぉぉぉぉぉっっっっ!?」



辺りに、柊の魂の叫びが木霊した。

……まぁ、要するにである。

いつもの如く任務の内容を話し終えたアンゼロットは、問答無用でいつものように直接柊を現地に送ったのだ……アンゼロット宮殿から落とす事によって。

ちなみに、である。 アンゼロットがこのような手段でウィザードを地上に下ろすことは……柊以外ではないことを後述しておく。

ちなみに、勿論のことだが、高町なのはは普通に運ばれている。 その証拠に――――



「ひ、柊くん、大丈夫!?」



なのは一切無傷であった。

柊は、なのはの方を見ると、思わず溜め息をついた。



「ああ……なのはのか……大丈夫だ、慣れてる……慣れたくなかったけどな」



その言葉を受けたなのはは、思わず顔を引きつらせた。

彼女の中にある考えは一つしかなかった。

―――― 一体、いつもどういう扱いを受けてるんだろう……?

……まぁ、彼女も彼がどんな扱いを受けているかなんて想像もつかないだろう。

何せ、異世界に向かわされるのなんて序の口で、レベルが下がったり、学年が下がったり、年齢が下がったり、幼馴染には秘密を握られたり、空から衛星が降ってきたり、砲弾にされたりと、なんと言うか客観的に見て不幸のオンパレードなんてのは普通は想像がつかないし、つくわけがない。

きっと知ったら、物凄くかわいそうな目を向けるだろうし、普通なら同情するし。

……まぁ、この話は置いておこう。

ともあれ、柊は溜め息を吐くと辺りを見回した。

――――そこには、ダンジョンがあった。

えらく強い防壁があるが、それを柊は認識することが出来た。



「なるほど、これがそのダンジョンか」

「……え? 柊くん、何か、見えるの?」



だが、どうやらなのはには見破ることが出来なかったらしい。

柊は、防壁の向こうにうっすらと見えるダンジョンに指を向けるとなのはに説明する。



「――――ああ、あそこにダンジョンがある」

「え? ダンジョンって……でも、ここ地上だよね?」

「――――なの、は?」



そこに来て、なのはの様子が少しばかりおかしい事に気付く。

なのはの反応が、殆ど一般人――――イノセントと変わらないのだ。

まさか、と、柊は思い至る。

――――なのはは、異世界から来たとは言え、月衣を纏っていない。 即ち、その能力は潜在的なものは別としてイノセントと対して変わらないのだ。

つまり――――



(今のなのははイノセントってことかよ!?)



――――余り、やりたくはないが柊は月衣から自らの魔剣を引き抜く。

だが、なのははそれを見ても対して驚かない。



「どうしたの? 柊くん」

「――――いや、なんでもねぇ」



柊は、魔剣を右手に持ち、アンゼロットから渡されたものの一つ――――この防御結界を消し去るアイテムを取り出した。



「――――なのは、これから結界を解除するが、油断するなよ?……ここから先は、何が起こるかわからねぇからな」

「……う、うん」



――――なのはの心臓が高鳴る。

それは、戦いに対する恐怖であった。

……この先に、ベール=ゼファーが居る可能性が高いのだ。 彼女の中に、死への恐怖が強く蘇り始めていた。

慌ててバリアジャケットを纏おうとする――――が。



「――――あれ? れ、レイジングハート?」

『――――』



しかし、レイジングハートは一切反応を返さなかった。

まるで、ただのガラス玉になってしまったように、一切の反応を返さない。

――――一瞬、彼女の中で最悪の可能性が浮かぶ。

即ち、ベール=ゼファーとの戦闘によって壊れてしまったのではないか、と。



「レイジングハート!?」

「――――どうした、なのは?」

「う、うん……ごめんね、ちょっと待って……?!」



――――だが、それは偶然か柊の意思とは関係なしに結界の力は、柊の持つ装置によって解除されてしまう。

途端、現れたのは真紅の血の様な赤い、紅い月。

それは、侵魔の現れる世界であり、ウィザードとイノセントの世界を分ける境界線(リミナリティ)。

日常と、非日常が分けられる瞬間だった。



「――――侵魔!? なのは、構えろ!!」

「う、うん!! レイジングハート!?」

『マスター!?』

「レイジングハート! 良かった!!」



――――しかし、皮肉にも紅い月が現れ、月匣が張られたことによって、高町なのはの持つレイジングハートが反応を返すようになった。

そう、高町なのはは取り戻したのだ、魔法という力を。



「レイジングハート、行くよ!!」

『はい!』



そしてなのはは、白き自らのバリアジャケットを纏い、自らの愛杖レイジングハートを手に持つ。

無論、リミッターをかけた姿ではない。 彼女の本来持つバリアジャケットだった。

なのはがバリアジャケットを纏う間、柊は辺りに気を配り鋭く視線を辺りにめぐらせる。

そして――――



「あっちか! 行くぞ、なのは!!」

「う、うん!」



柊の言葉に頷くと、なのはと柊は走り始める。

直後――――その方角から、かなり大き目の爆発が起きた。

――――そして、なのはにはその爆発元にある魔力に覚えがあった。



「ま、まさか……?!」

「どうしたんだ、なのは?」

「う、うん……私、多分、この向こうにいる人を――――知ってる」



そう、彼女は知っていた。

――――視界が開ける、その向こうにいる人物を――――



「フェイトちゃん!!! はやてちゃん!!!」

「――――なのはっ!?」「――――なのはちゃん!?」



そう、何せその二人は彼女の親友なのだから――――
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  1. 2008/09/05(金) 21:28:46|
  2. ナイトウィザード~光と闇の狭間~
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2
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コメント

返信です。

>スエキさん
どうもー、魔龍です。
複線は色々とありますけど、実を言えば一つだけ‘この’ストーリーの中では回収しない複線があります。
それは秘密ということでw
柊の剣はウィッチブレードになってるんですよねぇ……魔剣のかけらを打ち直したらしいですがw
演出は……がんばってみます!w

ではー
  1. 2008/09/30(火) 21:43:28 |
  2. URL |
  3. 魔龍 銀 #XUMGBeQY
  4. [ 編集]

読みました

どうも、セッションがメインですが、読ませていただきました。なんか色々伏線がちりばめられていて、今後の展開が楽しみです。

追伸
2ndの柊蓮司の魔剣がウィッチブレードになったから、その演出があったらうれしいな。
  1. 2008/09/07(日) 23:27:05 |
  2. URL |
  3. スエキ #-
  4. [ 編集]

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魔龍 銀

Author:魔龍 銀
とりあえずいつもボコられている。
けどすぐに復活する、流れのSS作家(笑)
カードゲームとか大好き。
同じ名前の主人公が居るけど作者とは別人。

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