始まりという名の終わり

魔龍 銀が同名だけど同じ名前の主人公を困らせるサイト…の、はず? 最近は恭也を困らせてるなぁ……(ちょっw

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

ナイトウィザード!~光と闇の狭間~第一話



――――コインに裏と表があるように、この世界にも裏と表がある。

――――表の世界、つまりあなた達の住む世界、地球――――いえファージ・アース。

――――そして、裏の世界。 つまり、私達魔王が住む世界――――裏界と呼ばれる世界。

――――世界は常に狙われている、そう、私達魔王と呼ばれるエミュレイターに。

――――言われるまでもなく、勿論、私も世界を狙っている。

――――でも、そう。 今回は少しばかり趣向を凝らしてみようかしら――――そうね、手を出すのはあそこの世界が良いわね。

――――対した力も持たないくせに、自分達の手で世界を管理しようなんて粋がっている愚か者の集団――――そう、時空管理局。



ベール=ゼファーが軽やかに手を掲げると、世界は反転する。



――――それに、アレを人間如きに持たせるのは不愉快だし、ね。



ベール=ゼファーは笑う、愚かなる者達を、嗤う――――



――――愚かな人間どもよ、自らの力に驕った代償をその身に受けるが良いわ。



花のように可憐で、宝石のように美しく冷たいその瞳が―――― つの戦艦を映し出す。



――――始めましょう、この悪夢のようなゲームを――――



そう囁いたとき、ベール=ゼファーはその場から消えていた。



















――――アースラ艦内

オペレーター席に座っていたエイミィは、雑誌に目を落としながらも計器にも目を落としていた。

ここ最近は至って平和で、たまにそこそこな事件が入ってくるばかりであった。

それに、現在この艦にはトリプル・ブレイカーズと呼ばれる少女達が乗っていた。

一人目は、夜天の王‘八神はやて’

夜天の書と呼ばれるロストロギアの主である。

ヴォルケンリッターと呼ばれる、守護騎士を束ねることから彼女はそう呼ばれている。

二人目は、雷神‘フェイト=T=ハラオウン’である。

この艦の主である、クロノ=ハラオウンの義理の妹で、雷の魔法を主力に戦う、接近戦向きの魔導師だ。

速さにおいて、彼女に追いつくものはそうそう居ない。

そして――――



「エイミィさん」

「――――あっ、なのはちゃん、どうしたの?」



――――最後の一人が、彼女、高町なのはである。

中・遠距離型の魔法のエキスパートであり、‘エース・オブ・エース’と呼ばれる少女である。

その才と、魔力の膨大さは折り紙つきであり、努力を怠らない少女である。

そう、先に紹介した二人とあわせて彼女達の呼び名は‘トリプル・ブレイカーズ’である。

各々が、管理局の規定するランクにおいてSランク以上を持つ強力な魔導師であり、本来なら一度に同じ艦に乗ることはあり得ないといって良い。

各部隊には、部隊事に力が突出しないように保有ランクと呼ばれる物が存在するからである。

――――まぁ、だというのになぜ三人が同じ艦に乗っているかというと、理由としては簡単で偶然三人の任地が近く、その帰りにアースラに乗っけてもらっているだけなのだが。

なのはは、エイミィの言葉を受け苦笑する。



「いえ、後、何分であっちに着くのかを聞きに来たんですけど」

「んー? 順調に行けば、1時間くらいかなぁ……」



計器に目を落としてそう言った瞬間だった。

エイミィが艦内の計器――――魔力の測定器が唐突にメーターを上昇させるのが見えた。



「っ! な、何!?」

「どうしたんですか、エイミィさん!?」



測定器のメーターは尚も上昇し続けていた。 その上昇率は、まるで留まる事を知らなかった。

それがSランクを超えた当たりで、エイミィは艦内の自室に居るであろう、この艦の臨時の艦長――――リンディ=ハラオウンに慌てて、呼びかけた。



「か、艦長! 大変ですっ!!!」

「――――エイミィ。 どうしたの?」

「ぼ、膨大な魔力が検出されました、その魔力ランクですけど――――う、嘘っ!? と……トリプルSオーバーです!!!」

「何ですって!?」



トリプルSオーバー……それは即ち、管理局のものさしでは図れない存在ということである。

余りの膨大なその魔力は、周囲の魔力の感覚を崩してしまうほどであった。

身近で計器を見ながら聞いていたなのはも、凍り付いてしまっているくらいである。

――――当然ながら、それほどに膨大な魔力を出していれば、見つけることも直ぐにできた。



「か、艦長! どうしましょう!?」

「――――落ち着きなさい、エイミィ。 艦内に第一種警戒態勢を敷いて。 私も直ぐにそちらに向かうわ。 それと、フェイトとはやてさんを」

「りょ、了解です!!」



エイミィは、その言葉を受けて即座に行動を起こした。

――――その様子を見ていたなのはは、顔が引きつりそうになるのを必死に堪えながらも言った。



「一時間では帰れそうにないね……」



それは、どことなく皮肉じみた声だった――――



















一方その頃――――

航行中のアースラの前に居るのは、銀の髪の可憐な少女――――ベール=ゼファー。

だが、彼女がその見た目通りの力しか持っていないかと聞かれれば、そんなことがあるはずもなかった。

侵魔の中でも大魔王であり、その力の膨大さは、彼女が裏界において第二位の力を持つことからも伺えた。

――――ベール=ゼファーは腕を組み、目の前にあり、こちらへと向かってくる巨大な戦艦を微笑みを浮かべながら見ていた。

そして、迫り来る戦艦に向け片手で――――その戦艦を受け止める。



ズンッ!



戦艦にベール=ゼファーの細い腕が抉り込む。 だが、ベール=ゼファーはまるで揺るぎもせずに平然とその戦艦を受け止めていた。



「あら、思ったよりも軽いし脆いわね?」



ベール=ゼファーはそう言うと、そのまま片手で戦艦――――アースラを受け止めたまま蹴り上げた。



ガァァァァァン!!



鋭い音と共に、アースラが蹴り上げられ装甲が平然とひしゃげ、砕けた。

――――そして、内部の一部分がその蹴りにより破壊されたのか、砕けた部分からスパークが起こっていた。



「もう、邪魔ね――――集え、歪みし闇



ベール=ゼファーはうっとおしそうにそう言うと、その手に膨大な魔力を込めていく。

――――闇色のそれは、虚無の魔法。

収束していく闇は小さな玉の形へと変化する――――!



「‘ヴォーティカルショット’」



――――彼女の手の上から放たれた拳大の空間の歪みのつぶては、あっさりとアースラを貫きその船体を大きく揺さぶられた。



「脆いわね――――さて」



ベール=ゼファーの向いた方から、白い者が向かってきた。

栗色の髪の毛を空に舞わせた、白きバリアジャケットに身を包んだ少女――――



「ようやっと、おでましかしら?」

「――――ッ!」



















「ようやっと、おでましかしら?」

「――――ッ!?」



告げられたその言葉だけで、なのはは心臓を鷲掴みにされるような恐怖を覚えた。

そう、一言だけで分かった。 相手は格どころか次元が違う相手だと。

少女の周りの膨大な魔力は、それだけで空間を歪ませるほどだった。 エース・オブ・エースと呼ばれたなのはですら、今すぐにここから逃げ出したくなるほどである。

だが、そういうわけにはいかない――――彼女の傍には守るべき人たちと守るべき者があるのだから。

故に、心にある恐怖を無理矢理封じ込めて彼女は凛とした言葉を紡ぐ。



「時空管理局・スターズ隊隊長・高町なのはです。 あなたの行った行為は、魔法犯罪に当たります、速やかに投降してください」



彼女の持つインテリジェンス・デバイス――――レイジングハートを構えながら言う。

だが――――こう言った彼女自身が自覚している。 目の前の相手は、投降するような相手ではない、と。

そして、なのはの言葉を受けたベール=ゼファーは、なのはの予測どおりの言葉を返す。



「ふふふふっ……心にもないことを言うんじゃないわよ、管理局員さん?」

「っ……! 停止しない場合、制圧することになりま――――」

「そういうのなら、早くかかってらっしゃい? 私も、暇じゃないのよ」



微笑みを消さずに、ベール=ゼファーは悠然と構えたまま言う。

――――なのははその言葉を受けると、即座に魔力を弾丸へと変化させる。

それは、なのはの得意魔法の一つである魔法。



「レイジングハート! 行くよっ!!」

『はい』



レイジングハートはその言葉に答え、36個の魔力球を作り上げた。

――――限界数まで作り上げたのは、最初から全力でいかなければ間違えなく瞬殺されるからだ。



(時間を稼げば――――フェイトちゃんと、はやてちゃんが来ればっ!!)



――――彼女の戦いは、今、始まった。
スポンサーサイト
  1. 2008/07/17(木) 20:52:14|
  2. ナイトウィザード~光と闇の狭間~
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:3
<<魔法騎士高町恭也~リリカル~第十四話-2 | ホーム | ・・・・・あれ?>>

コメント

返信です。

>ネロさん
ありがとうございます。
次回、ベル対なのはです、圧倒的な力を持つベルにどうやってなのはは立ち向かうんでしょうか?

>シオンさん
続きは……まぁ、できるだけがんばります。
魔法騎士……本当に詰まっているんだよなぁ……
………がんばります。
  1. 2008/08/09(土) 03:25:09 |
  2. URL |
  3. 魔龍 銀 #wPlzYW2M
  4. [ 編集]

メチャクチャ続きが気になるw
続き待ってます~ww
そして出来れば早めの更新をw
  1. 2008/08/08(金) 22:46:30 |
  2. URL |
  3. シオン #984q9V6Q
  4. [ 編集]

続きがとても気になるてんかいですね!
  1. 2008/08/08(金) 14:38:31 |
  2. URL |
  3. ネロ #mxoEGRcE
  4. [ 編集]

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://knightofdarkness.blog48.fc2.com/tb.php/142-2a5294da
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

魔龍 銀

Author:魔龍 銀
とりあえずいつもボコられている。
けどすぐに復活する、流れのSS作家(笑)
カードゲームとか大好き。
同じ名前の主人公が居るけど作者とは別人。

カウンター


無料カウンター

二次・三次投稿掲示板

三次投稿掲示板

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

web拍手

フリー

フリーエリア

mail:souryu_5@hotmail.com FC2動画

フリーエリア

フリーエリア

  1. 無料レンタルサーバー

google

カスタム検索

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。