始まりという名の終わり

魔龍 銀が同名だけど同じ名前の主人公を困らせるサイト…の、はず? 最近は恭也を困らせてるなぁ……(ちょっw

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魔法騎士高町恭也~リリカル~ 第十二話-2





時空管理局――――

各世界における警察と軍が一つになったような組織で、それは世界のありとあらゆる魔法に関する犯罪に介入する組織。

陸・海・空の魔導師からなる三つに軍隊を大きく分けるなど、軍の様式が見られる。

結論から言えば、期せずして母親の手伝いをしているという理由であれ犯罪に加担している以上、フェイト=テスタロッサとアルフにとっては最も会いたくない組織でもある。 そして、ここまで介入が早かったことも意外なことではあった。

恭也達の前に立ちはだかったのは、その中でも執務官と呼ばれる職にある少年だった。

執務官とは実質的に次元航行部隊実働部隊のトップにあたる要職である。

その少年――――クロノ=ハラオウンが介入してきたということは、それは時空管理局という組織が干渉してきたということだ。

――――しかし、恭也と光はこのことを知らなかった。

それ故に次に恭也の口から放たれた言葉は、当然の如く疑問であった。


















SIDE:恭也





「時空管理局……?」

「そうだ」



バッと杖を突きつける少年に、俺と光は当惑していた。

ユーノやフェイトに目配せをしようとして、彼らの目が驚愕で見開いているのが見えた。

この状態では、立て直すのには時間がかかりそうだな。

そう判断すると、俺は少年のほうへと完全に意識を向けた。



「いきなり拘束魔法をかけようとするとは穏やかではないな、それで何のようだ?」

「――――確かにそれは失礼しました、ですがここに残っている魔力の残滓とあなた方の魔力が酷似していたので、注意の為です、無礼を働き申し訳ありません。」



――――どうやら、話はきちんとしてくれるようだな。

問答無用で戦闘にならなかったことに安堵しながら、俺は少年――――クロノ・ハラオウンに向き直った。

それを見てか光が俺に付随するように、言葉を放った。



「それで、何のようなんだ?」

「僕達の目的は遺失物指定ロストロギア‘ジュエルシード’の回収です」



――――ジュエルシードを、か?



「すまないがどういうことだ? そもそも俺達は管理局というものどういう物かすら分からないんだが……」

「管理局を知らない……もしかして、現地民の方ですか?」

「「ああ」」



俺と光が同時に頷くのを見て、クロノ執務官は他の三人を見た。

どうやら俺と同じように頷かなかった三人を見て、いぶかしんでいた様だが……何かに納得すると、視線を戻した。



「なるほど……だからあなた方二人の魔法はミッドとベルカのどちらにも……では、少しばかり説明をさせてもらって良いでしょうか?」

「頼む」



俺の言葉に、光は追随し頷いた。

フェイトとアルフは強張った表情をしていたが、二人の頭に「安心しろ」と、良いながらぽんと手をのせてやると少しだけ安堵したような表情になった。

それを見届けて、頭に手を置いたままクロノに先を促す。 彼は頷くと――――


「では、説明させてもらいます。 そもそも管理局とは――――」



――――管理局がどういう組織なのか説明に入った。



















SIDE:主観





結局、なのははあの後ずっと眠りっぱなしで気付けば下校時間になっていた。

そもそも小学生であるなのはが、あれだけ巨大な戦闘に巻き込まれて大きな疲労をおっていないはずがないのだ。

体に掛かる負担に顔をしかめながら、寝起きの悪いなのはにしては珍しくはっきりと起きた。

同時になのはは頭痛も感じた。



「……なのは、ちゃん?」

「……すずかちゃん?」



自分を呼ぶ声に、そちらの方を向いてみるとそこには親友の一人である月村すずかがいた。

兄の友達であり、いつも兄の内縁の妻――――と、忌々しくも宣言している月村忍の妹である。

すずかは、なのはの様子を心配そうに見つめた。



「大丈夫、なのはちゃん? 気分はどう?」

「あ、うん……大丈夫だよ。 すずかちゃん」



なのはは、当たり障りのない返事を返した。

実際は倦怠感・頭痛と体に異変はあるが、友達である彼女に心配させるのは心苦しいという気遣いのために出た言葉だった。

無論、すずかには――――月村、という家の人間であるすずかにはそれは通用しない。



「だめだよ、なのはちゃん。 顔色がまだ良くないし……」

「――――」



なのはは答えない。

それがなのはの体調を雄弁に語っていた。



「今、ノエルさんに来てもらえるように頼んだから、今日はなのはちゃん家の車で帰ろう?」

「……うん」



親友の気遣いをうれしく思いながら、なのはは微笑を浮かべた。

だが――――



「その……それと、恭也さんに連絡してみたんだけど……」

「おにーちゃんに?」



突然出てきた兄の名になのはは無意識に反応を返した。

――――兄の携帯電話にかけたのなら、兄が自分を迎えに来るのは間違えない。

どうしたのだろうと思っていたらその返答は簡単に帰ってきた。



「電話がつながらないの、なのはちゃん何か知ってる?」

「おにーちゃん……出ないの?」



ええ……と言いながら、頷くすずか。 なのはは、その様子を見て不意に不安に襲われた。

もしかしたら、光さんと一緒にいるのかもしれない。 そういう思いが強くなりなのはの中で何かが蠢く。 それは、ひどく暗く昏い、じんわりとした想い――――

――――その変化を、月村の一族の一人である彼女は捕らえた。



「なのは、ちゃん?」

「――――あ、ううん、なんでもないよ」



外からはパタパタとスリッパの音が聞こえる。 外来のものしか使用しないそれを現在一番使う確立が高いのはノエルであろう。

すずかはなのはの様子に一抹の不安を覚えながらも、なのはを促した。



















闇が蠢く――――少女の心に。

熾烈に、苛烈に、鮮烈に――――小さかったものは少しずつ大きくなる。

少女は知らない、その感情を。

少女は知りえない、その感情を。

その感情は――――独占欲であり、嫉妬であるその感情の大本を――――

そして、己の考えもしないことを考え始めていることに、彼女は気付けなかった――――
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  1. 2008/03/07(金) 22:18:31|
  2. 魔法騎士高町恭也~リリカル~
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:3
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コメント

返信です。

>クローバーハートさん
なのはの闇は爆発寸前――――その時、恭也がどう行動に出るのかを楽しみにしていてくださいw
管理局は――――まぁ、アレです、本編当初のなのは達の時のようにはいかないとだけ(苦笑

>綾さん
今回の話では、なのはが妹として、そして女――――としてとまでは言いませんが、一人の少女として恭也と対峙することになります。
その時に恭也がどう行動に出るかを楽しみにしていてください。

ではー
  1. 2008/04/17(木) 21:35:15 |
  2. URL |
  3. 魔龍 銀 #XUMGBeQY
  4. [ 編集]

大分後になってしまいましたが読ませて頂きました。
なのはの闇に恭也と光がどのように接するか、なのはとフェイトの友情はどうなるかが楽しみです。
心理描写、難しいと思いますが頑張ってください。
では、次も待ってます。
  1. 2008/03/23(日) 20:50:27 |
  2. URL |
  3. 綾 #-
  4. [ 編集]

楽しく読ませてもらいましたww

魔法騎士高町恭也リリカル第12-2楽しく読ませてもらいました

恭也達が時空管理局と接触をしこれからどうするのか楽しみです、なのはの闇もどんどん大きくなってきていつ爆発するか楽しみです。

それでわ次の話も楽しみに待ってます><

  1. 2008/03/10(月) 09:26:03 |
  2. URL |
  3. クローバーハート #pamUQ3n2
  4. [ 編集]

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魔龍 銀

Author:魔龍 銀
とりあえずいつもボコられている。
けどすぐに復活する、流れのSS作家(笑)
カードゲームとか大好き。
同じ名前の主人公が居るけど作者とは別人。

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