始まりという名の終わり

魔龍 銀が同名だけど同じ名前の主人公を困らせるサイト…の、はず? 最近は恭也を困らせてるなぁ……(ちょっw

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魔法騎士高町恭也~リリカル~ 第十一話-4


泣き疲れたなのはを部屋に返した後、部屋の外から気配を感じた。

確認するまでもなく、そこに居たのは昨日助けた少女であるフェイト=テスタロッサだった。



「あの、恭也さん。 いらっしゃいますか?」

「……あぁ、どうしたんだ? 何か不便な事でもあったのか?」



着いてからそんなに時間は経っていない、だから、なにかあったのだろうかと当たりをつけたのだが、彼女はそれを否定した。

頭を振りながら、言葉を続ける。



「いえ……そうではないんですけど。 少し、気になる事がありまして」

「気になる事?」



――――先日、彼女は謎の存在に乗っ取られた。

そして、その時には光の記憶を見たという。 その、彼女が気になる事というのは、確かに大いに気がかりになりそうだ。

そして、俺のその予測は外れなかった。



「夢で――――その、ノヴァという少女の事を見たんです」

「ノヴァ……だ、と? それはどういうことなんだ?」



彼女はまた頭を振った。 どうやら、彼女にとっても寝耳に水な出来事のようで、フェイトは、酷く困惑した表情で自分の夢の出来事を鮮明に説明し始めた。

――――そして、益々疑問符が増える事になる。

思わず難しい顔になる俺に、フェイトは困ったような表情を作った。



「その……すいません、恭也さん。 困惑させるのは分かっているんですけど……」

「……光の記憶を見たのなら、分かるだろう? 気にせずに頼ってくれて構わないぞ」



かつての俺達の誓い――――それは、今でも俺を、俺達を形成する大切な物となっている。



「はい。 ‘みんなで’、ですよね?」

「そうだ。 ‘みんなで’、だ」



フェイトは少しだけ嬉しそうな顔で言った――――この少女にも、色々と理由があるのだろう。 その笑顔を見て、優しく微笑み返すとフェイトは嬉しそうに頬を染めた。

だから、俺は少しだけ彼女の中に入り込む事にした。



「フェイト……君は」



その一言で察したのだろう、フェイトは笑顔を消し、そして口を開いた。



「――――ジュエルシードの事、ですよね」

「……あぁ」



フェイトは少しだけ表情を落とした。

僅かに顔に影が灯るがそれでも、次に顔を上げた時には消えていた。 そして、彼女の持つ事情を話し始める。




「私は、母さんに言われてジュエルシードを集めてました。 理由は分かりませんけど――――私は母さんに喜んで欲しかったから」

「――――フェイト」

「でも――――」



フェイトは、今までとは違う決意をした表情を見せると、その眼差しに強い想いを乗せて言葉にする。



「――――それは、人を傷付けてまでやって良いことではないと、皮肉なんですけどね……光さんの記憶を見て、気付きました」



その顔には、あどけない少女には似つかわしくない、大人としての決意を瞳に秘めていた。

それはきっと――――そう、彼女の言うとおりに光の記憶を見たために、理解してしまったのだろう。

俺達は、あの戦いの時に色々な体験をした。 それは、幼かった自分達を一段落も二段落も大人へと無理やりに引き上げられたといえる。 残酷な現実、救わなければいけないと思っていた人を殺さなければいけない皮肉、友を操られた時の怒り、倒すべき敵の真実の心。 一歩間違えれば、俺達もその道に走るであろう――――暗黒。

俺達は、そうやって乗り越えてきた。

――――そして、追体験という形であれ、フェイトはそれを見たのだ。

だからこその、決意。



「私は――――母さんを止めようと思います」

「いいのか? きっと、辛いぞ……?」

「――――でも、私がやらなければいけないんだと思います。 あの人の、娘として……」



少女の決意は固い。 ならば、俺が、俺たちがしてやれる事は一つ。



「フェイト、忘れるなよ……俺も光もなのはも――――みんなが居るって事を、な」

「……はい」



少し涙ぐんだ表情で、フェイトは嬉しそうに笑った。
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  1. 2007/11/05(月) 14:47:32|
  2. 魔法騎士高町恭也~リリカル~
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:6
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コメント

レス返し~

>クローバーハートさん
友達ですw
大変です、無印の山場の一つですから!
ここの話は、原作のなのはVSフェイトのあたりの話になります。
既に、パワーのインフレを起こしつつあるリリカル……さてさて、どうなることやら?(ぉ

ではー、感想ありがとうございましたー。
  1. 2007/11/08(木) 00:33:59 |
  2. URL |
  3. 魔龍 銀 #XUMGBeQY
  4. [ 編集]

更新楽しみに待ってました

今回も魔法騎士高町恭也11話ー4楽しく読ませてもらいました

今回はフェイトが夢の話を恭也にして友達ということを認識するw(ぇ
恭也はこれから大変ですねぇ~
なのはは黒い感情に飲まれてるみたいだしw
これからどんな展開になるのか楽しみです

それでわ次の話も楽しみに待っています><

  1. 2007/11/07(水) 07:06:53 |
  2. URL |
  3. クローバーハート #pamUQ3n2
  4. [ 編集]

レス返し~

>キョウさん
フェイトエンドですかー……でも、どうなんだろう?
あ、でも、皆さん勘違いが多いようなので言っておきますけど、フェイトは現時点では恭也に恋愛感情を持っていません。 どちらかといえば、憧れに違い感情を持っています。
エンドは……まだ未定、場合によっては……マルチか? いやいや、ハーレムも捨てがた(ry

では、感想ありがとうございましたー。
  1. 2007/11/07(水) 03:53:18 |
  2. URL |
  3. 魔龍 銀 #XUMGBeQY
  4. [ 編集]

心持ちはフェイトエンドがいいな~って考えたりしてます
続き楽しみにしてます。
  1. 2007/11/06(火) 22:06:39 |
  2. URL |
  3. キョウ #eLnC4.eo
  4. [ 編集]

レス返し~

>綾さん
はっはっはー…駄目に決まってるじゃないですかー。
なのは・フェイト・はやて・ヴォルケンズにスバル&ギンガ&ティアナ、それに光を加えたガチガチの薔薇のくさ……な、何をするきょ(ry

魔龍:あー、作者が死んでるから代理でコメントに返信させてもらう、感想、どうもありがとう。
  1. 2007/11/06(火) 04:00:00 |
  2. URL |
  3. 魔龍 銀 #XUMGBeQY
  4. [ 編集]

最後は恭也となのは、フェイト、はやて、そして光の
ハーレムエンドを希望し・・・え? ダメ?

でも、いつも楽しみにしてるので頑張って下さい。
  1. 2007/11/05(月) 21:46:25 |
  2. URL |
  3. 綾 #-
  4. [ 編集]

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魔龍 銀

Author:魔龍 銀
とりあえずいつもボコられている。
けどすぐに復活する、流れのSS作家(笑)
カードゲームとか大好き。
同じ名前の主人公が居るけど作者とは別人。

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