始まりという名の終わり

魔龍 銀が同名だけど同じ名前の主人公を困らせるサイト…の、はず? 最近は恭也を困らせてるなぁ……(ちょっw

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魔法騎士高町恭也~リリカル~ 第十一話-3


闇の中に、二人の少女が居た。

一人は金色の髪を持った少女で年の頃は10歳前後だろう、ふわりと浮くその髪の毛は金糸のようであった。

もう一人の少女は年の頃は15歳前後だろう、ロングの髪を持つ少女でその少女は桃色の髪を持っていた。 奇しくも、この少女は高町恭也に炎の矢を打ち込んだ少女であるノヴァだった。

本来、外見年齢を見れば、桃色の髪を持つ少女が‘姉’であろうか。

だが、この二人の場合は違った。



「お姉さま」

「なに? ノヴァ」



金色の髪の少女は姉であり、ノヴァは妹という立場だった。

ノヴァは嬉しそうに答えられた言葉に自らの言うべきことを返す。



「お母様と、お姉さまの言われたとおりに残りのジュエルシードは全て集めました」

「……ふふ、良い子ねノヴァ。 お母様もお喜びになるわ」



ノヴァはその言葉に、ぱあっと花の咲いたような笑みを浮かべた。 ノヴァにとって母にほめられる事は何もよりも嬉しい事なのだ。

ノヴァという少女は、愛に飢えていた。

彼女は――――であるから。



「見せてもらえる?」

「はい!」



その言葉に、ノヴァの周りには闇色に染まる宝玉が5つ集まった。

恭也達が集めたジュエルシードは16個だった。 すなわち、21あるジュエルシードは全て人の手に渡ったのだ。

闇色に染まるそれは、一つ一つが膨大な力を秘めていた。 金色の少女の顔が邪悪に笑う。



「ふふっ……これで、次のゲームが出来るわ。 楽しみよ……高町恭也……!」



金色の少女は、夢見る乙女のように言う。 それはどこか恋する乙女に似ていた。

いや――――事実、金色の少女は焦がれていた高町恭也との戦いに。



(ああ……早くあなたをこの手で切り裂きたい……! 破壊したい……! 狂わせたい……! あなたは一体どんな苦悶の表情を浮かべてくれるのかしら……!)



自然と体が火照ってくるのを感じる。 自らの体を抱きしめる手に力が入る。

少女は焦がれる、それはまるで恋人を待つ無垢な少女のように。

――――だが、同時に少女中で悲鳴が上がる。

それは、闇に狂う少女には聞えないほどに小さな声、それは、無垢なる叫び――――

それは、叫んでいた――――





誰か――――私を止めて、と。


















――――同時刻



フェイト=テスタロッサは、今まで寝泊りしていた場所とは違う場所で目を覚ました。

瞳を開けると、隣でアルフが眠っていて、どこかそれに安心した。

――――ゆ、め?

どこか、現実感のないままフェイトは今見た夢を思い出す。

あの夢の中では、姉と呼ばれていた自分、そしてそこに居たのは――――ノヴァと呼ばれていた少女。 自らの中にジュエルシードを埋め込んだ――――敵。

不可思議な夢だった。

そもそも、一度乗っ取られたとはいえ、パスがもう繋がっているわけではない。 だから、あんな夢を、現実を見るわけがない。

――――ただの夢なのか?

一瞬、そんな考えすら浮かんでしまう。

だが、と、フェイトは今までの考えを否定した。

そうではないという確信はあった。 なぜか分からないが分かるのだ。 あれは間違えなく現実だ、と――――

そして、最後にうっすらと聞えた声――――それがひどく小さいながらも印象に残ったのだ。 私を止めて――――そう、叫んだ、小さな声が。



「なんなんだろう……?」



自分に起こった現象を不可解に思いながらも、僅かな予感があった。

あれは――――私が乗っ取られた時に、私を助けてくれたあの少女の言葉だったのではないか、と。

だが、私を止めて、とは、どういうことなのだろう?



「……あの子が、私を乗っ取った……?」



なら、なぜ私を助けてのだろうか? 意味が分からない。

だが、フェイトにはこれがひどく気になってしまった。 そして、一度気になりだしたらとまらなかった。

それならば、と、今最も頼れる人に参考意見を聞こうと、考え直した。

光の記憶を見たフェイトには、一人で無理をするとどうなるかというものも印象ずいていた、彼女の記憶を見たことはフェイト=テスタロッサという少女に良い意味での成長を遂げさせていた。

フェイトは、アルフにごめんと、言葉をかけると、彼女の頼りにする人――――高町恭也の部屋へと向かった。
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  1. 2007/10/09(火) 17:34:04|
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  4. | コメント:2
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  1. 2008/02/13(水) 04:01:50 |
  2. |
  3. #
  4. [ 編集]

今回も楽しく読ませてもらいましたw

気がついたら更新されてた!
魔法騎士高町恭也11話ー3楽しく読ませてもらいました。
今回はフェイトとノヴァの話ですねフェイトは恭也を頼ってるみたいだしやっぱり堕としてましたね(邪笑

それでわ次の話も楽しみに待っています><

  1. 2007/10/12(金) 21:46:06 |
  2. URL |
  3. クローバーハート #pamUQ3n2
  4. [ 編集]

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魔龍 銀

Author:魔龍 銀
とりあえずいつもボコられている。
けどすぐに復活する、流れのSS作家(笑)
カードゲームとか大好き。
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