始まりという名の終わり

魔龍 銀が同名だけど同じ名前の主人公を困らせるサイト…の、はず? 最近は恭也を困らせてるなぁ……(ちょっw

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ソードダンサーⅡ~機動六課と不破恭也(本名不明?)~ 序章

*注:キャロは十歳じゃないと駄目だ! な方や、エリオ×キャロ以外ありえない! と、いう方は直ちに回れ右してください。
それと、ソードダンサーⅡの設定がふんだんに使われていますので、ご注意ください。
美しくも、どこか物悲しい雪景色が織り成す世界の中、その雪の白さと同じほどの色の人影がいた。

幼い少女が居た、年の頃は今の俺の年齢の時のなのはよりは年上だろうが、まるで幻影のようにはかない雰囲気を醸し出していた。

トボトボと歩くその姿は、幼いその少女の姿を更に小さく儚く見せた。

その少女を見つけたのは本当に偶然だった。 俺自信、異世界に師匠から言われた仕事をしている途中なのだから。

その少女が、幼い子供の独特の元気さを一切にじませる事ない姿を見せられたらとてもじゃないが放っておけなかった。 年齢としてはなのはより、少し年上位か。 まるで宛てなどないようにさ迷う少女に俺の体は自然とそちらへと足を向けた。



「……」



俺が近づいていることなんて、まるで気づかず、少女は雪景色の中を歩いていた。

空から降り立った俺は、雪の上に小さな足跡を残していく少女の近くに寄る。



「大丈夫か?」



自分の中にあるボキャブラリーが貧弱な事に嘆きつつも、俺は少女に話しかけた。

俺の言葉を受けた少女は、こちらを振り向いた。

――――っ

虚ろな瞳だった。 少女の瞳にはただただ、傍観と諦めの色しかなかった。



「……………」



腹だたしい。こんな幼い少女にこんな表情をさせていることに、そしてさせた者達に。

俺は少女をおびえさせないように、苦手な笑みを必死に浮かべた。



「誰……です、か……?」

「…………っ」



返す言葉には力がなく、少女の虚脱感を更に現し、淡い桃色のふわりとした髪を持った少女は、俺の言葉にそう答えた。

俺は、気を取り直しつつも、少女に言葉を返す。 



「俺は不破恭也だ、少しここいら辺に用があってな。 それで歩いていたんだ。 君は?」

「私は……キャロ、です」



普段はどちらかと言えば寡黙な俺だが、必死に言葉を紡ぐ。

正直、こういった事は余り得意ではない。 だが、この少女には多分、いや、間違えなく言葉が必要だ。

この子は多分賢い。 たった一言で気付ける程に。

それ故に、多分、自分ではどうしようもない事に気付いているのだ。

それは、とても悲しいことだ。だから、俺は彼女に言う。



「それにしても、どうしたんだ、こんなところで? 寒いだろう?」

「――――っ!」



その言葉を受けた少女は、始めて劇的な変化を見せた。

顔は泣きそうな表情になっていた。 まるで、打ち捨てられた子犬のように少女は泣き出しそうになった。

その表情のまま、少女は口から搾り出すように声を出した。



「……居られない、から……」

「……………」



居られない、か。

おそらくそれは、元居た場所に居られない、と、言う事だろう。

家出、というのとは違う気がするしな。



「良かったら、聞かせてもらえるか? 力になれるかもしれない」



少女――――キャロに対して俺はそう言った。

おそらく彼女は自棄に近い状態なのだろう、だから、俺の言葉を素直に聞き入れて話をぽつりぽつりと話し始めた。

自分は、村の中でも強い力を持つ竜召喚士になれる力を持っているということ

そして――――そのせいで、村を追い出されてしまうことになり、そのまま飛び出してしまった事。

ある意味では、どこにでもある話である。 冷徹というなかれ、異端や大きすぎる力は恐れられるのだ。

しかし――――この年齢の少女が担うには大きすぎるのではないだろうか? それに――――もっと、与えられるべきものがあるのではないだろうか?

だから、俺の口からその言葉が出たのは自然だったのだろう。



「君がよければ――――」





















それから十年の時が過ぎた。

あれから少女は歳を経て、新しく得た家族に愛を貰い育った。彼女の新しい旅立ちに対して皆が祝福する。




「行こう、お兄ちゃん」

「ああ、行こうキャロ」



キャロ=ル=ルシエ=不破はかつての面影を持たず、本来の優しい綺麗な微笑みを浮かべた。
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  1. 2007/09/25(火) 20:52:40|
  2. ソードダンサーⅡ~機動六課と不破恭也~
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:3
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コメント

>クローバーハートさん
楽しんでいただけたなら幸いですw
ソードダンサーの恭也なので賛否両論でしょうが、キャロとつなげる場合、これが一番楽だったので(苦笑

>瑠璃さん
楽しんでいただけたようでw
ありがとうございます。
  1. 2007/11/18(日) 23:13:08 |
  2. URL |
  3. 魔龍 銀 #XUMGBeQY
  4. [ 編集]

面白いと思います!頑張ってください!!!(*^_^*)
  1. 2007/11/17(土) 18:10:37 |
  2. URL |
  3. 瑠璃 #-
  4. [ 編集]

今回も楽しく読ませてもらいました

今回も楽しく読ませてもらいました

今回はキャロが恭也の家族になる話ですかw
とっても良かったですこれからどうなるのか楽しみです。

それでわ次の話も楽しみに待っています><

  1. 2007/09/26(水) 06:58:56 |
  2. URL |
  3. クローバーハート #pamUQ3n2
  4. [ 編集]

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魔龍 銀

Author:魔龍 銀
とりあえずいつもボコられている。
けどすぐに復活する、流れのSS作家(笑)
カードゲームとか大好き。
同じ名前の主人公が居るけど作者とは別人。

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